多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

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多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by けん » 2015年6月28日(日) 23:32

こんにちは。けんです。多読は最近はあまり量は多くないのですが、アメリカの中国系女流作家 Tess Gerritsenのスリラーが好きで、今は DIE AGAIN というものを読んでいます。

翻訳について
ここ2~3年、アマチュアのボランティアとして、英語で書かれた子ども向けの文章を日本語に訳しています。日本語にして900字ぐらいの、短い天文ニュース記事が配信されてきたら知人と交代で訳しています。

しばらくやってみて、大げさに言うと、翻訳って「新たな文体の創造作業」だと思います。理想としては元の英文の内容を自分が充分に消化していて、あたかも自分の口から(指先から)日本語となって出てくる、自分が話している(書いている)かのように翻訳できるといいな~と思います。

また翻訳で難しいのは、記事のタイトルをつけることです。これは日本語の作文でも同じときもありますね。本文で伝えたいことを象徴的にタイトルで表すのはなかなか頭を悩ませます。もともと生活習慣や文化の違う外国の表現にあてはまる日本語タイトルなんて、なかなかありませんよね。

本文もタイトルも、訳を一応完成させてからしばらく置いておいて読み返すと、書き換えたくなるところがいっぱいです。いつまでもつきあえないので、結局、妥協の産物になっていると思います。

それと、翻訳というと、まずしっかり読まなくちゃ・・・と思って、精読も必要と思うのですが、そのときには必ずしも日本語に訳す必要はなく、むしろ細かいところまで精査して読めれば、日本語であれもとの文章の言語であれ、どちらでもいいと思います。
それにもとの文章にももともと足りないところがあったりするわけですから、内容への深い理解というものは、あればあるほど翻訳に役立つと思います。

多読と翻訳
どうつながるのか。別にはっきりとはわかりませんが、あえて言えば、「英語から一端、自分の体の中に入ってきた言葉(イメージ/意味の塊)が、いつのまにか日本語になってはね返って出てくる」と言えるかな。ちょっと飛躍があるかな?
この無意識で言葉がはね返るためには、多読で培った反射神経(またの名は適当さ?)がけっこう役に立っていると思います。

では~またそのうちに~♪ :cheers:

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けん
 
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Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2015年6月29日(月) 10:16

けんさん、報告をありがとうございました。
多読が役に立った様子、うれしいです!

でも、けんさんの英語翻訳が読めるサイトのURLを教えてください!

このところたまたまなのか、「翻訳を始めた、これから始める」という知らせが
続けて舞い込んでいます。まだ公表できないという人もいるので、
全部はお知らせできずにいますが、いずれけんさんのように何らかの形で
みなさんにお知らせしたいと思っています。

折しもNPOでは、英語多読講座を卒業後英語をどう使うかという話で
盛り上がろうとしていて、わたしが提案した卒業後の進路(?)には
翻訳も入っています。

外国語の「お勉強」や「学習」そのものが目的になってしまうのは
いかにももったいない話です。NPOの外国語獲得は外国語をどう活かして
暮らしを豊かにするかをめざしています。
これからもNPOがその方向でどこまで進んでいくか、ぜひ注目してください!

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Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by けん » 2015年6月30日(火) 00:10

酒井先生、お久しぶりです・・・って、FaceBookではときどきお会いしていますね^v^
URLをつけてなかったですね。以下のページに記事タイトルが並んでいます。
http://www.unawe.org/kids/

それぞれの記事の右上に Language 選択のボタンがあるので、翻訳ができている言語はそのボタンに現れます。

これらの記事は、いくつかの天文台からの記者発表をもとに、イギリスの若い女性天文教育者であるSarah Eve Roberts という方が子ども向けに書いています。だいたい小学校高学年から中・高校生向けですが、大人にもいい内容です。そればかりか、一般新聞などで紹介されるよりもいち早く情報が紹介されています。

このSarhさんとは今年の春に三鷹の国立天文台で会うことができたのですが、なんと Roald Dahl Museum の近くに住んでおられ、小さい頃はダールの本や、Famous 5、Jacqueline Wilsonの本などが大好きだったという方でした。しかも、「これらの本は若い人にお勧め」と言っておられました。多読とのあまりの偶然にビックリでした。

記事はだいたい1週間か10日に1本ぐらいの割合でリリースされますが、記事の出典は日本の国立天文台(NAOJ)以外のものが多く、それらを私と知人との2人で交互に訳しています。NAOJの記事がリリースされたときにはNAOJの方が訳されます。

翻訳作業は、まず担当者が訳案をつくり、メールで天文の専門家3人に見てもらい、意見をいただいたり、6人が意見交換したりして、最後に担当者が決定稿にして、サイトにアップロードしています。

訳す人によって文体も違うので、なかなか意見交換で大変なときもありますが、もともと興味のある分野であるうえ、知らないことがいっぱいわかり、楽しい勉強になっています。

そうそう、最近私たちの6人のチーム名ができました。Space Scoop Japan、略してSSJです。かっこいいですねぇ ←自画自賛 ^^;

SpaceScoopの記事があるサイト unawe.org は、日本語サイトも建設中ですが、WEB制作の技術的な問題もいくつかあり、今のところあまり見栄えは良くないし、リンクもちゃんとできていません。今後少しずつ改善していくと思います。
http://jp.unawe.org/

星空や宇宙のことが好きになる人が一人でも多くなることを願っています。★彡

Happy Reading & Happy Starry Night!

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けん
 
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Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by みちる » 2015年6月30日(火) 00:36

こんにちは〜。

翻訳の話とは少しずれるのですが、こちらのサイトいろいろな言語で読める
のですね〜。
ハッブル望遠鏡の写真も大好きなので、すっかりお気に入りになりました。
素敵なサイトをご紹介いただきまして、ありがとうございます。

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登録日時: 2011年9月08日(木) 22:44

Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by Arrietty » 2015年6月30日(火) 00:59

こんにちは。Arriettyと申します。むかしの名前、ひまわりです。
けんさんとは、たぶん、10年くらい前に、オフ会で、お目にかかったこと、あるとおもいます。
おぼえていらっしゃらないかもしれないけど、そのとき一緒だった小さな娘が、いまは大きくなって、
星空が、だいすきな子どもになりました。わたしも、星空をみあげるのが、だいすきです。
すてきなサイトを、おしえていただき、ありがとうございます。
あけてすぐ、とってもうれしい気持ちになって、こちらに、返信、書かずにいられなくなりました。
翻訳のはなしも、そのほんやくに至るまでの話も、星空のおはなしをきくみたいに、なんだかとっても、たのしくて。
これから、このサイト、ちょくちょく、通うことにします。
きっと、娘も、気に入ると思う。

Thank you so much & Happy Happy Starry Night to you, too! :star2:

:star: :star: :star: p.s. あ、えっと、もしか、けんさん、って、人違いだったら、ごめんなさい :star: :star: :star:

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登録日時: 2012年2月14日(火) 23:14

Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by はねにゃんこ » 2015年6月30日(火) 19:52

けんさん、こんにちは。はねにゃんこです。

けんさんと言えば、最近では韓国語の話題が印象的だったのですが(笑)
ボランティアの翻訳ずっと続けられてたんですね。すばらしいです(#^^#)

The Building Blocks of Life の翻訳記事読ませて頂きました。

命の基本単位が有機分子であること。そしてそれをレゴ・ブロックに例えられているのが分かりやすかったですし、
今回の発見がとても意義あることだというお話も、自分がおうし座なこともあってかさらに興味深かったです!
Cool Factを「知っ特ダネ」と訳されたセンスにも拍手です :applause:

ところで、この記事の翻訳はけんさんが担当されました?
けんさんのお話しされ方と似てるなーと。違ってたらごめんなさい :tongue:

それでは、これからも Happy translating! :rainbow:


追伸、以前ケビン先生のワークショプご一緒させて頂きましたよね。
おととい京都でORTの読み聞かせがあって、はるばる行ってまいりましたー。
子供達が熱心にケビン先生のパフォーマンスに聞き入っている姿に驚きました。
感性の豊かな子供時代に、天文学も英語も良質なものに触れさせてあげたいですね :rainbow: :rainbow:

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はねにゃんこ
 
記事: 96
登録日時: 2011年9月05日(月) 23:41

みなさん返信、ありがとうございます。

投稿記事by けん » 2015年7月01日(水) 00:37

けんです。みなさ~ん、返信ありがとうございます。まとめレスですみませんが・・・



みちるさん、こんにちは。たぶん、初めまして~ですよね。

unawe.orgのサイトは、もともとヨーロッパ中心で始まりましたが、なかなかすごいプロジェクトでしょう。私もまだ全貌はつかんでいないのです(^^;
でも、子ども達に宇宙の不思議さ・美しさを知らせるだけでなく、地球市民(または宇宙人?)としてのセンスがつくように、また、開発途上国の教員の研修援助など、国際的に、天文台や大学、ユネスコなどが協力して活動しています。子ども達の天文学習用の教材開発などもあって、なかなか面白いです。(→私は現在小学校理科専科)

毎年、ワークショップもやっていて、日本のような遠方の国や開発途上国からの参加者には補助も出しています。すごいと思います。

翻訳記事は、アンドロイド端末でしたらアプリもあって、いろいろな言語で読めます。


Arrietty/ひまわりさん、こんにちは~。京都駅近くでの酒井先生迎撃オフでお会いしたのでしょうか。それとも吹田の私の職場で酒井先生をお迎えしたときだったでしょうか。
お顔は・・・すみませ~ん、忘れています。近ごろ何もかもすぐ忘れています(x_x)
また、いつかお会いして、思い出したいと思います。

お嬢さんとご一緒にぜひ、宇宙を楽しんで下さいね。そして、もしも西はりまに近いならば、ぜひ西はりま天文台に行って下さい。
http://www.nhao.jp/

別荘のような素敵な宿泊施設(家族棟)があって、ゆっくりできるし、直径2mのなゆた望遠鏡をのぞいて、ご家族みなさんで星空が楽しめますよ。車で大阪から2時間ぐらいで行けます。

> Thank you so much & Happy Happy Starry Night to you, too!

これ、嬉しいです。ありがとうございます。



はねにゃんこさん、オレンマニエヨ~。

> けんさんと言えば、最近では韓国語の話題が印象的だったのですが(笑)

わぁ、はずかしい。まだ韓国語は駆け出しです。4級の試験はみごと落ちています^^;

最近、スペーススクープの記事は、韓国語にも翻訳されだしたのです。でもまだ私の韓国語力では、理解できないのですが(爆)

> The Building Blocks of Life の翻訳記事読ませて頂きました。

あ~残念。この記事は私のではないのです。え~私の訳の場合は、段落の文頭に1文字の空白が入っています。

> Cool Factを「知っ特ダネ」と訳されたセンスにも拍手です :applause:

この訳は、どうしてそうなったのか、誰がそうしたのかは忘れてしまいましたが、たしか、初めに翻訳者を募集していた西はりま天文台の人の造語だと思います。

ところで京都でのORT読み聞かせ、いいですねぇ~。いきたかったなぁ。ケビン先生って、ほんとうに優しい教育ですね。私もあんなふうにできたらなぁ~~

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けん
 
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登録日時: 2013年4月05日(金) 11:12

子ども向け天文記事、翻訳中です

投稿記事by けん » 2020年1月19日(日) 22:17

みなさん、こんにちは~。アンニョン! お久しぶりです。
以前の書き込みで紹介しましたように、ここ何年か子ども向けの最新天文ニュース記事 Space Scoop の翻訳ボランティアをしています。
主サイト:https://www.unawe.org/kids/
副サイト:http://www.spacescoop.org/ja/

現在、日本の翻訳者は私を含めて4人。そこに天体関係の専門家が4人ほどがついてくれています。このチームをSpace Scoop Japan(SSJ)と称しています。
日本の場合は私たちボランティア4人が交代で翻訳原案を作り、それを専門家を交えたチーム全員とメールでやりとりして、Fact Check や訳の推敲を重ねていきます。

元の英文記事は、多いときは週に1~2回ぐらい、Univers Awerness というところの専門家のライターから配信されます。それを40カ国ほどのボランティアがそれぞれ自国の言語に訳すのですが、ボランティアがしているので全ての記事が40カ国の言語に訳されているわけではありません。また、翻訳をお休みされているような国もあります。でも日本語へは過去記事の全てが訳されています。その点、日本チームはよくやっていると(手前味噌ですが)思います。

これらの記事は子どもにfriendlyにと、 “kids language” と称して英語で書かれています。でも例えなどを localize (日本向け)するのはけっこう知恵をひねらないといけないです。また日本語の場合には漢字の制限があって、しかも現在のサイトのシステムではルビがふれないので不便だったりしています。

これらの元記事の出典は協賛団体からの報道発表で、それをいち早く記事にするので新聞などよりもこちらの記事の方が早いことも何回かありました。
協賛団体:The European Southern Observatory (ESO),NASA Chandra X-Ray Observatory, European Space Agency (ESA), National Astronomical Observatory of Japan (NAOJ), Netherlands Institute for Radio Astronomy (ASTRON), Europlanet, South African Astronomical Observatory (SAAO), Royal Astronomical Society (RAS), Las Cumbras Observatory Global Telescope (LCOGT) network, NASA/ESA Hubble and the Sloan Digital Sky Survey (SDSS).

何年かこの翻訳作業をやってきて、自分自身も翻訳の勘所が少しずつわかってきたように思いますし、共同作業で文章をつくっていくことの大変さも、結果のすごさもわかってきたつもりです。その点、最近読んだ The International Astronomical Union (IAU:国際天文学連合)の翻訳者ネットワークサイトのQ&A、ボランティア翻訳者の心構えは、「そうそう」と、頷くことが沢山ありました。
https://translation.iau.org/en/faq/

※ 長々と書きましたが、皆様が天文や宇宙の事、私たちの起源についてご興味を持って頂ければ幸いです。
※ 最近の私が原案を担当した記事は次のものです(私が担当した訳には、たいがい段落の一字下がりが入っています)。
「宇宙にうかぶ、おだやかな巨人」
https://www.unawe.org/kids/unawe2001/ja/

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けん
 
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登録日時: 2013年4月05日(金) 11:12

Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2020年1月20日(月) 22:21

けんさんの「宇宙に浮かぶ おだやかな巨人」の翻訳がすばらしいのです。
リズムもおだやかで、なめらかで、内容がすーっと入ってくる! :datubo:

多読から翻訳へと活動を広げた人はほかにもいます。
けれどもなかなか表に出たがらないので、紹介しかねています。
けれども、けれども、多読は学習ではなく活動だということを
けんさんはじめそうした人たちは実際に見せてくれています。 :applause:

これからも多読から言葉を使った活動へ、できるだけ(説得して)
紹介していきます。お楽しみに!

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登録日時: 2010年12月13日(月) 23:19
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Re: 多読フォーラムですが、翻訳について ^^;

投稿記事by けん » 2020年2月07日(金) 10:13

昨日届いた記事の翻訳ができました。最近は元記事のライターが変わったせいか、短いので
助かるというか、内容には気を遣いますが、訳すのは気楽にできます。
https://www.unawe.org/kids/unawe2005/ja/

内容は、太陽をとりまくコロナの話です。太陽表面は約6000度なのに対し、上空?というか太陽をとりまくコロナの温度は1000万度とか。それはなぜなのか。
私もずっと不思議でしたが、今後の研究に解明が期待できそうです。

余談ですが、太陽のコロナも、今物騒なコロナウィルスのコロナも、語源は王冠という意味で、広がっている形のようです。

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けん
 
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登録日時: 2013年4月05日(金) 11:12

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