こんにちは、takkoです。
10月13日(日)『たどくらぶ』のご報告です。
この3連休、東京はお天気に恵まれて、秋のイベントも目白押し。
そのせいか、いつものメンバーが皆さんお休みで、
参加者は初参加のゲストさん1名を含む3名でした。
少人数だったので、初参加の方と多読についてじっくりお話する時間が持てました。
自分が多読を始めたころのことも振り返って、いい刺激をいただきました。
その後、3名がそれぞれ最近読んだ本、読んでいる本の紹介をしました。
私は、相変わらず猫が関連する2冊のペーパーバックを紹介しました。
"A Cat's Life Dulcy's Story" Dee Ready
"The Cat and the City" Nick Bradley
"A Cat's Life"は、最初から最後までDulcyという雌猫の目線で書かれている猫の自伝本で、
飼い主の女性を、"My human"と呼んでいます。
女性の人生にもいろいろなことが起きるようなのですが、徹底した猫目線で語られるので、
"My human"と自分の関わり、自分が困らないかどうかのみが語られており、
猫を飼っている私にとって、そう思われてるんだと改めて思うことばかりで楽しめました。
作家の江國香織さんが翻訳本『猫のダルシーの物語 あたしの一生』を出してくださっていますが、
猫の「I」を「あたし」と訳されていて、英語で読んだときとは違う印象の猫に思えたのも面白かったです。
"The Cat and the City" は、人生で一番、小さい字の少々厚めのペーパーバックなので、
まだ途中までしか読めていません。しかし、15編の短編集ですので、気の向いたところから読んでいます。
イギリス人の著者ですが、日本に英語の先生と翻訳家として長く住んだ経験があるせいで、
日本人作家が書いた?と思ってしまうような錯覚を覚えます。
東京が舞台の、ちょっとシュールで不思議な話に、猫がいろいろな形で登場します。
日本に長く住むと、外国の人にもこんな小説が書けるんだ、と驚かされます。
この続き、そして第2作は尾道市が舞台だそうですから、それも読もうと思っています。
次回たどくらぶはご旅行のお土産話や、読書の秋で読み進んだ本のお話など、
にぎやかに開催できるといいですね!
takko
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次回の 『たどくらぶ』 は、11月10日(日)13:30~ です。
参加のお申し込みは下記よりどうぞ。
https://tadoku.org/english/tadokulove********************************************************************************