五つ目の指針を追加します。
(でも、順不同といっていいような気がしますね。
きちんと並んだ指針はいつか出る次のぼくの本をお楽しみに!)
*指針⑤ さっさっと書こう! 考え込まないで・・・
普通と逆ですね。試験の答えを書くときは間違えないようにゆっくり時間をかける。
Bitesize Writing はなにも考えずに、心に浮かんだ英語をそのままぶちまける。
英語が出てこないときはためらわずに日本語で書く。
英語が浮かんだらまた英語へ!
なぜこの段階で「さっさと書こう! 考え込まないで・・・」を言い出したかというと、
Bitesize≦3 になると、そろそろ文法を考える場合がありそうだからです。
できればそういうことは考えずに、心が動いたときに頭にパッと浮かんだことばを
吐き出してほしいのですね。
(もっと言えば、Bitesize≦3 でも、詩になってほしい? いや、それは無理か)
話す速さが速くなると、英作文スピーキングを抜け出せそうなので、
(http://forum.tadoku.org/viewtopic.php?f=72&t=3023)
書く速さを速くしたら、英作文ライティングを抜け出せるのではないか、というわけです。
本当にそんな風にうまく行くかどうかは分かりません。
みなさんに試していただいて、その報告を待ちたいところです。
「さっさと書こう! 考え込まないで・・・」についてはきょうブログに書いたばかりです。
そちらも読んでください!
http://tadoku.org/blog/sakai-note/2017/05/24/3363
*********これまでの指針は以下の通り。********************
*指針④ 借りる・盗む・真似する!
英作文をしてはいけません。
英作文をしていないかどうか、それを自分でチェックする方法を考え出そうとしていますが、
まだ見つかっていません。ちょっと待ってください。いや、だいぶ待たせるかも・・・
いや、一つ思いついた!
書いた文が、自分が作ったものか、それともどこかで見た言い方か、ちらっとチェックしてください。
どこかで見た気がするならよしとします。
もう一つ思いついた!!
書くのに時間がかかりましたか?
それとも、パッとひらめきましたか?
3語くらいまでで、時間がかかるというのは英作文をしている可能性が出てきます。
(お、これは多読のときに分速70語あたりより遅いと和訳している可能性が出てくるのと似ている!)
とりあえず、せっかく Bitesize=1 と Bitesize≦2 で、
文法も無視、通じるかどうかも考えずにただ書いてきたのだから、
主語から始めて、動詞、目的語 と順番に並べるなんてことはやめましょう!
「借りる・盗む・真似する」は多読的ライティングの核と言ってもいいでしょう。
これを1語から始めて、をさなごのやうに 2語、3語と長くなっていけば、
日本英語の英作文とは質も世界も次元もちがう 自然な writing に育っていく・・・
はずです。
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指針③ Enjoy making mistakes!
間違えたっていいじゃないですか! おとなは間違いからしか学ばない!
間違えれば間違えるほどわたしたちは豊かになっていくんじゃないだろうか?
間違えないように、間違えたら人生が無になるという、がちがちの姿勢がありますね。
まわりに責められないように、いい子にしていようとがんばると、
心も体も頭も固くなって、なにも入ってきません。
間違えてはいけない、点数を引かれてはいけない・・・
「正しい・正しく」を唯一の指針とする「お勉強」は試験のためにあります。
わたしたちは「点数のために」英語をやっているのだろうか?
(この指針は前から考えていましたが、投稿のきっかけは
http://tadoku.org/blog/sakai-note/2017/04/05/3170です。)
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指針② 書いた文は声に出して読んでみよう。
つっかえたら短くしましょう!
声に出して読んだときにつっかえるというのは、たぶん自分の bitesize を超えている?
そういうときは短くしましょう。たとえば先日の「多読祭り2017」で、
pomさんが、「when が出てきたらそこで切って」一文を終わりにして、
あとは次の文にするという意味のことを言っていました。だいたいそんな感じです。
ただし、それぞれの人によって、それぞれの成長段階によって、Bitesize の長さはちがうので、
一律にだれでも 「when が出たらその前でピリオドを打って、次の文にする」というルールがあるわけではありません!
声に出して読んでみるというのは、それぞれの人にとっての bitesize を知る目安になるということですね。
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[ . ] 指針① Bitesize≦X の X 語に達したら改行しましょう!
これは簡単なようで説明がむずかしいのですが、さいわいすでにたくさん例が投稿されているので、
一つ引用して説明に代えます。
i called
everyone called
we told
what play
hop scotch
i play
everyone play
on road
hop hop
me laughing
everyone laughing
getting dark
go home
bye bye