「英語教育シンポジウム」12月22日!

NPO多言語多読からのお知らせです。特別セミナーの報告もここから見ることができます。

「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年11月26日(月) 22:58

ブログですでにお知らせしましたが、チラシを修正したので、お知らせします。

  (なんという間抜けな話か、フォーラムでは初めての呼びかけのようです・・・ :aserimasu:

文部科学省は10年に一度の改正である「新学習指導要領」にしたがって、
小中高等学校の英語教育を変えようとしています。

  (実際には変える方向は20年前つまり前の前の学習指導指導要領で打ち出された
   「コミュニケーション重視」という方向です。)

今回講演する太田光春視学官は英語教育を本気で変えようとしているとわたしは思います。
それなら、新学習指導要領の方向に一番寄与できるのは「多読」ではないかと提案する予定です。

実際、都立大田桜台高校の報告を聞くと、あらゆる意味で多読・多聴・多話・多書はかなり望みを
持てそうだと思えるはずです。

日本の英語教育は変わるべきだ、変わる可能性はないのか? と考える人はぜひ参加してください!
参加人数が多ければ、変わる時期が早まるかもしれません。
12月22日は年末、クリスマス直前、学期末などなどお忙しいに違いありませんが、よろしくお願いします。 :datubo:

くわしくは http://tadoku.org/sakai-note/ をご覧ください。詳細の載ったチラシを見ることができます。

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Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by あわの » 2012年11月28日(水) 23:39

NPO多言語多読の粟野です。

12月22日のシンポジウムの会場までの地図はこちらです。
駅から少々歩きますので、気をつけてお越しください。

http://www.roka-h.metro.tokyo.jp/cms/ht ... ile447.pdf

講演、パネルディスカッション終了後に茶話会もあります。
英語多読、英語教育にご関心のありそうな方にぜひ、お知らせください。

目標の定員までまだとお?い状況です。
どうぞよろしくお願いします!

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うまく行きました!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年12月22日(土) 23:06

なんと100人の人が参加してくれました。
氷雨の中を駅から遠いのに・・・ そして1時から4時45分までの講演会、
そのあとの茶話会にほとんどの人が続けて出席、延々と歓談・・・

多読仲間もたくさん来てくれて、わたしは応対のいとまもないほど・・・
いちばん遠い人は長野から(3人!)、そして藤沢からも!

きょうは5ヶ月間息を詰めるようにして準備してきた反動で、酔っ払っております。
くわしくはみなさんの報告を待ちましょう。

みなさん、ありがとうございました!
これからもたくさんの人が集まって語る機会をたくさん作っていきます。 :rainbow:
よろしくお願いします!!

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Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by 雲山 » 2012年12月23日(日) 08:57

お疲れ様です。雲山です。昨日(12/22)の「英語教育シンポジウム」へ参加させて頂きました。
生憎の雨模様でしたが会場の扉を開けた途端、広い空間を物ともしない熱気の渦に飲み込まれました。

もっと時間が欲しい、しゃべり足りないという体の講演者の皆様。
そしてもっと聞きたい、もう終わってしまうのかと言わんばかりの聴衆の皆様。
見たことの無いような講演の風景が広がっておりました。

今まで知る由もなかった教育行政の中枢にまつわるお話、また現場での実践、そして企業での実際に即した活動という、
とても実の詰まった内容にただ頷くばかりではありましたが、理解が及ばずながらもまだまだお話を聞かせて頂ければと感じた一人です。
大変貴重な講演を拝聴させて頂きました。

こういったシンポジウムを0から立ちあげ無事成功に導いた主催者並びに関係者の皆様に感謝致します。
多読をしていてよかったと感じる出来事がまた一つ増えました。
これからもこういった機会があれば是非参加させて頂きたいです。
最後に編集したユーザー 雲山 [ 2012年12月25日(火) 22:58 ], 累計 1 回

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Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日! ブログ、facebookと三重掲載です。

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年12月23日(日) 23:34

雲山さん、報告をありがとうございました!

実に行き届いた報告です。

ほかに加えることがあるとすると内容そのものについてですが、
詳しく書くととんでもなく長くなる(当然ですが)ので、ざっとわたしの気がついた要点だけ。

*文部科学省の人がこんなに「進んだ」考えを持っているのか、と驚きました。
わたしだけではないです。茶話会で話した一般の人はほとんどそう言っていました。

ただし、先生方の中には「予算は出さないのに!」と怒っている人もいました。
また、ICTとか、無駄な金を使っているのに!という人も。

太田さんの話はうなずくところばかりでした。たとえば

*文法の細かいところは教えることはない。5文型などというものをいつまで教えているのか!
*生徒が主人公。
*教科書はもっと厚くしたかったけれど、高くなるのでできなかった。
*先生の話す時間は1割でいい。生徒が9割話すのがよい授業。

そのほかいろいろすばらしいことを言っていました。

ただ・・・ (そう来ると思ったでしょ?)

次に話した大田桜台高校の授業ビデオを見て、「先生が指導しなかったら、先生のいる意味がない」と・・・
うーん、多読授業では先生は立っているだけのように見えるかも知れないけれど、立っているだけで生徒が勝手に英語を吸収しているとすればそれは 生徒中心 の最たるものなのではないでしょうか? 立っているように見えるだけで
実は何をしているのか、それを説明する必要があったようです。

鈴木さんが何度も強調したように、学校での先生の「指導」は 環境を作ること にほかならず環境がうまくできていれば、生徒は先生が指導しなくても自分で学んでいく・・・

福岡女学院中学校の多話音声は、太田さんが見せてくださった「アウトプット授業」の例とは格の違うすばらしさでしたが、鈴木さんの説明で太田さんはそこまでわかっただろうか?

すでに長くなりました。

鈴木徹さんの報告は驚くべきものでしたが、太田さんにはそれが伝わらなかったようです。
繁村さんの企業内多読実践報告もこんなことがありえるのだろうか、というすばらしいものでした。太田さんはそこに気がついただろうか?

けれども聞きに来てくださった人たちは 多読 に非常によい印象を持ったようでした。そこで、「とてもうまく行きました」というわたしの評価になったのですが、
太田さんを説得、とまでは行かなくても、「ほほー!」思ってもらえたら
「シンポジウムは大成功!」というタイトルで投稿したと思います。
そこまでは達成できませんでした。もっともっと広がって、大きな変化を起こさないと、文科省が「多読を認める」には至らないようです。

でも今回のシンポジウムは第一歩です。一回だけで目的が達成できるはずはありません。

「多読を認める」の意味はいくつかの段階があると思われます。
今は戦略上の秘密ということにしておきますが、もっと広げて、もっと大きな変化を起こすために、頭をひねっています。いつかその戦略についても、話したり、
書いたりできるようになるといいと思っています。 :rainbow:

ま、なにはともあれ、雲山さん、みなさん、ありがとうございました!

参加した人たちの感想を募集します。メールでも、フォーラムへの投稿でも、
facebookでコメントしてくださっても結構。どんな意見でも感想でも大歓迎です!

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Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by せにょ » 2012年12月24日(月) 00:36

どうも。

太田さんに伝わったかどうか、ってのはよくわかりませんが、別に文科省の視学官の方に多読授業のよさをわかってもらうのが目的ではないので。私としては、来てもらった人が興味もってくれればそれでよしでしょう。特に若い教員も結構来てたから、それだけでも変わるぜ、東京が。

確かに、「文科省の視学官の方のお話」として聞いたから、「すごく進歩的なんだ!」と聞こえたかもしれませんが、このフォーラムに出入りしている方にとっては、Yeah, I know. So what?ってものもいっぱいあったはず。

まだまだですね。

太田さんに来てもらっといて、こういう批判じみたこというのってどうかと思われるかもしれませんが、国家公務員なんだから、私よりもずっとずっと「公僕」。もっと批判していいと思いますけどね。

ビデオ見てじっくり批判しますわ。講演者の一人として。

で、さかいさんが言ってた、多読授業のビデオ見て、「先生が何も指導しないのはいかがなものか?」ってのは太田さんがそういう発言をされた、ということですか?そうだとしたら、ちと問題だね。落合元中日監督の本を読んでもらった方がいい。

あと、文科省の旗振りで、日本の英語教育が変わってきている!という雰囲気の発言も結構カチンときましたが...あんたらのおかげじゃねーよ、ったく。

すいません、体調ボロボロで心まですさんでました(笑)。

こんどは、もっとカジュアルにやりたいっすね。春休みに桜台でやる?

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せにょ
 
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登録日時: 2011年9月06日(火) 11:13

Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by せにょ » 2012年12月24日(月) 01:33

まだ風邪菌が抜けきらないので、もうちと毒吐かせてください。

でね、私ああいう教師の発表会って嫌いなんですよ。多読クラブだから出てるんであってね、普通の教師の研究会は絶対出ない。なぜかといえば、あの「素晴らしい先生方のご努力で...」という内輪のぬるま湯な自己満足な雰囲気にヘドが出る。

かくいう私も、やっぱりああいう場になると、自分の手柄を自慢しちゃってる空気を自分で感じるときもあり、そういうときにまたついつい毒吐きたくなるんだよねー。太田さんも、他の偉い人も、私の芸風にびっくりしてたようです(笑)。確かに、普通の教員の集まりであんなめちゃくちゃなトークする奴いないからね。

で、太田氏が紹介していた「英語の授業を英語でやってる」っていう学校のこともちと調べてみた。

たとえば、

http://www.eiken.or.jp/forteachers/youryou/20110201.html

どうっすか?もちろん文法訳読の授業なんかよりはいいけど、これで「英語使ってる」ことになる?

もちろん、この生徒たちが卒業後も、それこそ繁村さんのように、仕事でもプライベートでも英語や他の外国語とつきあっているんだったら文句はないが、どうなんでしょうか?その点も調べないとね。

あと、同じサイトでこんなあきれた記事も。

http://www.eiken.or.jp/forteachers/grammar/20121201.html

いろいろ見てると、カリスマ予備校講師から、大学教授、文科省教科調査官など、「英語ムラ」住民たちが巣くうすごいサイトですな。

そして、文科省はと言えば、

http://www.eigo-net.jp/

どうっすか?「やさしく読める英語のニュース」見てみて。こんな日本語の解説まみれで、「やさしく読める」ってさ。「やさしく読めない」ってこと自分で言ってるだけだろ。こんな矛盾にもきづかない低レベルなサイトでございます。

そして、みなさんにぜひ考えていただきたいのは、

こういうことに莫大な「税金」が使われているのですよ!

私はシンポジウムで「桜台の多読図書の予算なんてほんの微々たるもの。たかだか5年で一千万円。」と言いましたが、よくわかるでしょ?

「英語ムラ」の既得権益を守るために使われている税金を活用すれば、全国の中学校に300万?500万の多読図書を入れることなんてわけないはずなんですよ。

そして、多読図書と、「Facilitator」に徹することができる教員、あるいは司書でもボランティアの保護者や卒業生でもいい、そういう人がいれば、

「英語が使える日本人」なんてわんさかと出てくるでしょ。それは、繁村さんの話を聞けばわかるし、私が個人的に知っている教師以外のタドキスとの方を見ればわかる。

文科省や英検なかの「英語ムラ」に任せておいても、そういう「人材」なんて生まれねーよ。(第一「人材」って恥も外聞もなく言ってのけること自体、この人たちどうかしてるしね。)

で、みなさんにお願い。

どうか、いろんな学校に、「英語多読図書を入れてくれ」と要望してください。その際に、大田桜台や千早などを紹介してください。資料は必要だったらいくらでも出します。そしてその際は、英語の先生ではなく、校長やPTAなどから攻めて見てください。予算措置が無理でも、たとえば皆さんがもってる本を持ち寄って、土曜日に中学校でボランティアで多読体験教室やるとかね。

こうやって草の根で学校にも多読を広めていくのが一番。

そういうことされる機会があるなら、われわれ東京多読教員たちもボランティアでかけつけるので。(田植えやキャラバンのお返しに。)

では。

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せにょ
 
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登録日時: 2011年9月06日(火) 11:13

Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by せにょ » 2012年12月24日(月) 01:36

これで最後。

さかいさんは「文科省に多読を認めさせるには」と言ってますが、まぁその努力はしてみましょうか。

でもね、無理よ。絶対。

だって、行政も教師も「主役」になれないから。

そこをわかった上でやらないとダメでしょう。

何よりも「草の根」レベルが一番です。それにはこのフォーラムに集うみなさんの力が必要。

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せにょ
 
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登録日時: 2011年9月06日(火) 11:13

Re: 「英語教育シンポジウム」12月22日!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年12月24日(月) 23:19

せにょさん、シンポジウムの講演、ありがとうございました。

大目標は太田さんが大田桜台に授業見学に来ること、でしたが、それは残念ながら
なさそうですね。

けれども、アンケートを見ると、太田さん絶賛の声もありますが、多読に関心を持ったり、
多読講座に参加したいという人も結構いて、中目標は達成できたのではないかと
思います。

小目標・・・は考えていなかったけれど、実は世田谷の英語tadokuクラブのみなさんが
実に有能だということを痛感しました。それはじつはいちばん大きな収穫だったかも
しれません。

で・・・

せにょ さんが書きました:ビデオ見てじっくり批判しますわ。講演者の一人として。

やりましょうね、しっかり。ビデオはNPOの事務所でいつでも見ることができます。
で、さかいさんが言ってた、多読授業のビデオ見て、「先生が何も指導しないのはいかがなものか?」ってのは太田さんがそういう発言をされた、ということですか?そうだとしたら、ちと問題だね。落合元中日監督の本を読んでもらった方がいい。

批判には本もつけましょう。
すいません、体調ボロボロで心まですさんでました(笑)。

こんどは、もっとカジュアルにやりたいっすね。春休みに桜台でやる?

考えてますよ! 多読祭りというのを!! :rainbow:
いまいろいろ案を練っているところです。お楽しみに。

もし、先生を集めてというなら、桜台でできたら、非常によいな。
ただしその時も先生だけでなくて、一般多読仲間も来てもらいましょう。
文科省の方針は聞いた、でも、多読授業はその先を行っているということを
知ってもらいましょう。

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登録日時: 2010年12月13日(月) 23:19
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