シャドーイングはこれまで、2回ほど講習で行ったことがありました。
1回目は通訳学校I○○ のお試し授業、2回目はS○○ の指導会でした。どちらも
具体的なやり方の説明がないまま、いきなりスピードの速い英文を聴かされ
シャドーイングをやるというもので、普段シャドーイングを全くやったことが
ない私がその場ですぐできる筈もなく、速いスピードの英語にぽかんと口を
開けた状態で聴くのが精いっぱいでした。ですので、今回の講座は、具体的な
やり方を教えてもらえることを期待して参加しました。加えて、ネイティブの
講師の方と話をする時、私はいつも「Pardon?」と言われてしまうので、改善
するきっかけが何か少しでも得られればと思い参加しました。
酒井先生のお話は、ご自身の豊富な失敗談!や同僚のネイティブの方との
エピソードを基に、私たちが理解している英語の音と実際の英語の音のギャップ
について分りやすく説明して下さいました。
日本語の音と英語の音は1つ1つの音もつながり方も違うので、まず自分が
英語の音と思っている音を洗い流す必要があること、ディクテーションが
リスニング力向上のためにはあまり意味がないことも、映画マイフェアレディ
を見ながら説明がありました(同じtheなのにその時々で発音が違う!)。
そして、実際にシャドーイングをやってみましょうということで、CD
プレーヤーとCD、イヤフォンが参加者の手元に配られました。聴いてびっくり。
またもや、ぽかんと口が開いた状態で聴くのが精いっぱい・・・また、当日
参加しておられた水曜日講座を受講しているetreta358さんの実演にまたびっくり。東南
アジアっぽい言葉を、ネイティブの方に通じるのではないかと思うくらいスラスラ
話しておられる。なんと、ご本人は何語かもご存じないとのこと。さらに興味深い
のが、その何語かすら分らないシャドーイングをやったあとに英語のシャドー
イングをすると、非常に分るようになるということ!!でも、到底自分ができる
ようになるとは思えない・・・ならば、初めは「むー」でイントネーションを
真似るだけでもOKとのこと。ふーむ。
1月にまたシャドーイングの講習会があるので、それまで各自練習してみて、
1月にまた次の段階のシャドーイング方法についてお教え下さるとのことです。
講座が終わった後も熱心に質問に答えてくださった酒井先生の熱意と、etreta358さんの
キラキラ輝く笑顔がとても印象に残りました。
質問)
思い切り日本語発音で話してもネイティブに通じて普通に会話している人がいますが、
それはどうしてなのでしょうか・・・?インド英語の日本語版みたいな感じで抑揚が
フラットで、私には分りにくく聞こえるのですが。
(MKさんより)
管理人より補足
この報告に書かれているetreta358さんは、8月に行われたシャドーイング特別セミナーにも参加しています。
そのときの報告はこちらから読むことができます。あわせてどうぞ!
viewtopic.php?f=62&t=2630#p10882