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漱石作品のテキストの違い

投稿記事Posted: 2012年11月11日(日) 07:46
by ekzemplaro
こんにちは。

 夏目漱石の「野分」を読んでいる過程で、誤植と思われるところが見つかりました。
 ことによると、東京朝日と、大阪朝日の違いかもしれません。まずは、見つかったことを連絡します。
 最初に気がつかれたのは、MIKI さんです。
 もし、何かこのような類に関して情報をお持ちでしたら、教えて下さい。

 1) 第3章
あの金縁(きんぶち)の眼鏡(めがね)を掛けた恋愛論よりも、
  ちくま文庫 294ページ
あの金縁の眼鏡を掛けた恋愛論者よりも
  漱石全集 第二巻 673ページ
 2) 第3章
吾輩は道を載(の)す。
  ちくま文庫 302ページ
吾筆は道を載す。
  漱石全集 第二巻 681ページ

Cheers
マサ
  
   
   
 

Re: 二百十日のテキストの違い

投稿記事Posted: 2012年11月11日(日) 22:20
by さかい@tadoku.org
わ! おもしろいですね・・・

そういう時はどうするんだろう? どちらかに決めようとすると
国文学の論文になってしまいますね。

校訂という問題なんだろうけど、LibriVoxではそういう場合、
どこまで突き詰めるかガイドラインを提示していますか?

Re: 二百十日のテキストの違い

投稿記事Posted: 2012年11月11日(日) 23:07
by MIKI
ekzemplaro さんが書きました: 夏目漱石の「二百十日」を読んでいる過程で、誤植と思われるところが見つかりました。

 1) 第3章
あの金縁(きんぶち)の眼鏡(めがね)を掛けた恋愛論よりも、
  ちくま文庫 294ページ
あの金縁の眼鏡を掛けた恋愛論者よりも
  漱石全集 第二巻 673ページ
 2) 第3章
吾輩は道を載(の)す。
  ちくま文庫 302ページ
吾筆は道を載す。
  漱石全集 第二巻 681ページ

マサさん、これは、『二百十日』じゃなくて、『野分』ですよ?(^^)

『二百十日』でも、青空文庫(底本:ちくま文庫)と岩波書店版とで
違う箇所がありましたね。

1章
青空文庫(底本:ちくま文庫)  ・・・ 惜気(おしげ)もなし
岩波書店版 漱石全集    ・・・ 惜し気もなく

青空文庫(底本:ちくま文庫) ・・・ 豆腐屋の音
岩波書店版 漱石全集    ・・・豆腐屋の昔

マサさんが探してくださった近代デジタルライブラリーの本は、
岩波書店と同じでしたね。(参考:P.107, 108)
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/885509

MIKI

Re: 漱石作品のテキストの違い

投稿記事Posted: 2012年11月12日(月) 05:21
by ekzemplaro
おはようございます。

MIKIさん、
 さっそく訂正しました。
 「二百十日」と「野分」と同じ本に入っているので、間違えてしまったようです。
  ついでに、タイトルも訂正しました。

 LibriVoxでは、特にガイドラインはありません。人によるようです。

Cheers,
マサ