劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

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劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by 雲山 » 2012年3月01日(木) 21:16

皆様お疲れ様です。雲山です。

昨年(2011年)中頃より、シャドーイング→劇薬シャドーイングを続けています。

当初はほぼカタカナ英語でしたが、最近は多少英語らしい音が出てくるようになりました(とは言うものの本人にはあまり実感がないのですが...)。
さかい先生から変化が出てきたと指摘頂いたこともあり、これまでの経過を簡単に記載します。


2011/07/上旬:1日約30分のシャドーイング開始。主な切っ掛けとしては、
ずっと読書のみだったため音の方にも興味があった、いつの日か英語のドラマや映画を見たいと願っていた、さかい先生が熱心に勧めて下さった、など。

当初はOxford Reading TreeやOxford Wolf Hillなどの比較的遅い素材を繰り返していた。

当時の音声を聞くと、カタカナ英語のまま素材に似せており気持ち悪く聞こえる。その後さかい先生より「無理に似せようとせず、腹式呼吸でお腹から力強く声を出すように。」と教わる。元々英語の音なんで出るわけないだろうと考えていたため、重低音を出すことばかり気にしていた。

※BBCのニュース等を時々視聴する。内容は理解できず。国名と人名だけは多少聞きとれるため、わかったことにする。


2011/08/中旬:さかい先生にチェック頂いた処「全く進展がなく寧ろカタカナが酷くなっている。このままだと止めた方が良いかもしれない」との指摘があり、同時に”劇薬シャドーイング”を提示される。
15分ずつ聴き取れない素材/極端に早い英語素材をシャドーイングするやり方を教示頂き、シンハラ語/英語のAudioBookシャドーイングを開始。

シンハラ語のシャドーイングは内容が皆目分からず”ヘタウマ”の世界とは隔絶しているため、自分の発音の良し悪しも気にならなくなり楽になった。
家族から見放されはじめる。


2011/08/末:さかい先生より「カタカナが相当減った」との指摘あり、この後徐々に遅い素材に移行して行く。

※英語のドラマなどを週2、3話程度視聴するようになる(字幕無し)。何を言っているのかわからないが、アクション系など映像だけで粗筋の分かる物しか見ない。


2011/09/中?下旬:シンハラ語シャドーイングを卒業(合計17時間程度)。
英語の早い素材と遅い素材のシャドーイング(分速170?150程度)。
カタカナは多いが、モゴモゴという部分が増えてくる。

僅かに英語のような音も混じりはじめる。
会話と地の文の違いが分かるようになったとのこと。

?この間、徐々にモゴモゴ部分が増えて行くが、慣れの為か登場人物の台詞を自分勝手に演じるようになってしまい、徐々に一定の抑揚・リズムが目立つようになる。


2011/11/中旬:リズムなどが一定であるとの指摘を受けるものの、カタカナは減っている。音と音のつながりはほぼ英語のつながり方になって来た、とのこと。

AudioBook(この時はHarry Potterでした)を卒業し、より遅い素材(PenguinReaders系など)に変える。

?変更後、とても良くなった(登場人物の違いなどが明快になってきた)との指摘で、暫く素材を変えずに続ける。
しかし自分の録音を聞いても僅かに良くなった?程度の実感しか無い。
さかい先生がお忙しい事もあり、2ヶ月ほどそのまま続ける。

※BBC放送はなんとなく内容が判るような気になることが増える。
しかしニュースの背景知識によって僅に理解出来る単語から類推しているだけとも思える。

米ドラマは会話部分が相変わらず雑音だが、役者の質が高くストーリーや映像が和製のものとは比べ物にならないほど凝っているため、見続ける。


2012/01/中旬:カタカナ・モゴモゴが大幅に減った。”米が研げて研ぎ汁が澄んできた”とのこと。
電通大で学生の方のシャドーイングを聞かせてもらう。
さかい先生は同じ位と言うがどう聞いても英語に聞こえる。
自分の録音は良くなっているように聞こえないため、若干悩む。

意識的に素材の通り発音しようと無理に頑張ることに。


2012/01/下旬:変に意識したためかカタカナが増えたとの指摘。
何度も繰り返したため素材内容の分かる部分が増え、その部分がカタカナになっている。
自分で録音を聞いても良くない事だけはわかる。

さかい先生より早くて内容の分からない素材にするよう指示頂き、出来るだけ何にも考えずシャドーイングするように心掛ける(心掛けないように心掛ける...)


2012/02/上?中旬:毎週、以前より良くなったと指摘頂く、しかし自分の録音を聞いてもそこまでの実感がない。多少英語っぽくなっているとは思うのだが...

会話部分や母音が英語風になり、変なリズムも無くなってきた。イントネーションがとてもよいとのこと。

徐々に素材スピードを落として行き、分速170→140程度になる。
初見の本を朗読してさかい先生にチェック頂くものの、勝手な抑揚・リズムで読んでしまい、まだ早いとのこと。

※Twilightシリーズを2冊程リスニングのみで読む。
部分により理解度にばらつきがあるものの大凡のストーリーは理解できた。

BBCは単語などを聞き取れている感覚は余りないが内容はほぼ分かるように。

米ドラマは面白いものは多少分からなくなても気にならなくなる。
ドキュメンタリーなども見始める。


2012/02/下旬:肩の力が抜けやわらかくなった。カタカナも殆ど無くとても良いとのこと。
さかい先生は先週と比べてこんなに変わった理由が知りたいと言うのだが、個人的には良くなった実感が余りない。シャドーイングの度、素材の生音声と自分の発声を聞き比べていることになるため、欠点ばかりが目立つためかもしれない。

自分で良さを認識できていないということは、何かの切っ掛けでカタカナ英語に戻ってしまう可能性があり少々宜しく無いとの指摘あり。


総計約170時間強


時系列で記載するだけでかなり長くなってしまいました。

現状をざっと列記しますと、
・ニュースやドキュメンタリーはある程度内容が分かるようになった。
 →日本語にはできませんが。
・インタビューや会話は難しい。
・リスニングのみでの読書はPenguinReadersのLv4-5程度までは大体楽しめる。
・発音などが向上した実感は余りないが、時々認識できていない音(英語の音?)が口から出ることがある。
 →指導時に、子音がはっきりしている、THの音が出ていた、などの指摘が出ることがありますが本人には皆目わかりません。
・どうも本が読めない(単なるスランプだと思われますが...)。文字を読む忍耐力が減った?
・人前などでシャドーイングをやると緊張のせいかカタカナやリズムの悪さなどが出てしまう。
・聞いた音から文字がイメージできない。英語での思考はまだ殆どできない。


現在までで1100万語程度。読める本レベルは余り上がっておらず易しいPB?PenguinReadersLv6程度が何とか読める程度です。
最近音声や映像の比率が急激に上がっており、長い本はそれだけで読む気がしなくなるというナマケモノモードに入っております。

私は伸びが遅いタイプで、未だにYL0.nの本をぱっと見ても内容が分からなかったり、子供が2、3語言った内容を聞き取れないことがあります。
つい難しい長編などに手を出してはスランプに陥りさかい先生に叱られては簡単な本からやり直すということを繰り返しており、成長曲線は階段よりノコギリに近い感覚です。


個人的な劇薬シャドーイングのメリット・デメリットについては
▽メリット
・身構えなくて良い(というより頑張ると大抵マイナスに作用します)。
・気楽(素材も自分も何を言っているかわからないので)。
・聴く能力の向上。
・Audioへの抵抗感(*1)が減る
・読書に疲れた時の逃げ道ができた。

*1:私自身、元々英語音声だけで内容が楽しめるなどとは考えていませんでした。ドラマや映画の視聴も遠い将来に出来ることだと思っていましたが、やってみると案外分からなくても楽しめました。

▽デメリット
・過去の勉強の否定。(*a)
・退屈感、疲労感。(*b)
・素材を探すのが大変(*c)
・自分の進展具合がわからない(*d)
・時間が掛かる(多読もそうですが数日数週間では結果は出ないと思います)

*a:英語の発声練習などを続けられてこられた方の中には、今までの自分を否定されるように感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
実際にはある程度続けた後の効果はそれまでの蓄積に積算されるように感じられました。

*b:主に散歩中にシャドーイングを行なっていますが雑音が入るため余り良くないです。しかし部屋の隅で壁に向かって30分というのは私には(家族にも)無理でした。ながらシャドーイングでなければ継続出来なかったと思います。
人によっては内容の分からない素材を聴き続けるのは苦痛になってしまうようです。

*c:性質上どうしても色々な音声素材が必要になってきます。特にスピードを簡単に調べる方法がないため、丁度よい素材を探すのは面倒です。

*d:不思議なことに自分のシャドーイング録音を聞いてもそれほど良くなった印象を受けません。他の方も似た報告をされているため、自分では判り難いようです。
進み具合が判らないため間違ったやり方になっていないかなどを、定期的にチェックして貰う必要がありそうです。


まとめ

シャドーイングはほぼ習慣化しており、これからも無理なく続けていくことができそうです。

英語の習熟曲線は直線に伸びるものではないらしいのでその時点では分からないものの、何となく振り返ってみるとやはり興味を惹かれることや楽しいことをしている時に伸びていることが多いと感じます。

記録をから読み取れるのは、3歩進んで2歩下がる如くの千鳥足日記ですし、正直な処自分でも本当にニュースなどの内容が分かっているのかな?と思うこともあります。

ですが、最近は学習のためではなく、単にニュースが聞きたい・ドラマが見たいためにチャンネルを合わせたりラジオを点けたりするようになってきました。

24やPrisn Break(何れも米ドラマ)が見たいから電源ボタンを押す、気になるニュースのためにBBCを聴くといったことを、1・2年後の自分ができるようになると思えたことは以前にはありませんでした。

多読を続けた結果読みたい本を読めた時にも感じましたが、以前は見ることのできなかった世界が眼前に開けたように感じます。


纏まりの無い文章ですが、劇薬シャドーイングについて耳にしたものの躊躇されている方が一考される機会になれば幸いです。

以上

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雲山
 
記事: 81
登録日時: 2011年12月04日(日) 19:53

Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年3月01日(木) 23:01

雲山さん、ありがとう! :applause:

みなさん、これは多読・多聴・シャドーイング・多読的スピーキングの転換点になるかもしれないと思っています。

近いうちにしっかり返信します。
また、ブログでは雲山さんのシャドーイングを録音したものを聞けるようにしようと考えています。

お楽しみに! :rainbow:

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Re

投稿記事by ゆう » 2012年3月02日(金) 21:06

d
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ゆう
 
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登録日時: 2011年10月25日(火) 19:50

サンプル音声リンク付き!Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年3月05日(月) 21:43

もう一度部分的に返信しますね。
何しろ半年分の、精細な報告なので、感想をつけすぎるときっと読みにくくなってしまう・・・
雲山 さんが書きました:皆様お疲れ様です。雲山です。

昨年(2011年)中頃より、シャドーイング→劇薬シャドーイングを続けています。

当初はほぼカタカナ英語でしたが、最近は多少英語らしい音が出てくるようになりました(とは言うものの本人にはあまり実感がないのですが...)。
さかい先生から変化が出てきたと指摘頂いたこともあり、これまでの経過を簡単に記載します。

これが困ったことなのです。
多読にも進歩した実感がないという訴えが絶えませんが、
シャドーイングの場合はさらに実感が得にくいようです。

そこから、雲山さん自身が下で書いているように、だれか、変化を見つけて、
次はどうするかを言ってあげる人が必要になります。
今のところそれはわたしの役目になっていますが、少しずつ他の人も
変化の指摘ができるようになっていくといいと考えています。
ゆうさんが返信で書いているように、「やっぱり仲間!」だと思います。

2011/07/上旬:1日約30分のシャドーイング開始。
当初はOxford Reading TreeやOxford Wolf Hillなどの比較的遅い素材を繰り返していた。
時の音声を聞くと、カタカナ英語のまま素材に似せており気持ち悪く聞こえる。

この頃の雲山さんのシャドーイングをブログからダウンロードできるようにしようと思っています。
うまくできるかどうか・・・?
2011/08/中旬:さかい先生にチェック頂いた処「全く進展がなく寧ろカタカナが酷くなっている。このままだと止めた方が良いかもしれない」との指摘があり、同時に”劇薬シャドーイング”を提示される。

何という心ない指摘でありましょうか・・・ 
これでは今後わたしにシャドーイングを聞いてもらおうという人がいなくなるかもしれない・・・

でも、おそらく雲山さんの記憶が正しいのです。わたしは時に実にひどいことを言います。
わたしとしては「ひどいこと」を言っているという意識はなくて、
「事実」を言っているだけのつもりなんですね・・・

それに耐えて半年もつきあって下さった雲山さん、やゆうさんには本当に感謝です。
15分ずつ聴き取れない素材/極端に早い英語素材をシャドーイングするやり方を教示頂き、シンハラ語/英語のAudioBookシャドーイングを開始。

シンハラ語のシャドーイングは内容が皆目分からず”ヘタウマ”の世界とは隔絶しているため、自分の発音の良し悪しも気にならなくなり楽になった。
家族から見放されはじめる。

家族から見放されるようなことを「教示」するというのも、ひどい話ですねえ・・・
2011/09/中?下旬:シンハラ語シャドーイングを卒業(合計17時間程度)。
英語の早い素材と遅い素材のシャドーイング(分速170?150程度)。
カタカナは多いが、モゴモゴという部分が増えてくる。

シンハラ語の劇薬シャドーイングに慣れたところで、
(つまり、わけの分からない言葉を繰り返すことが平気になったところで)
英語の速い素材に移行します。すると、聞こえた英語をそのまま繰り返せるようになって、
次のように、英語独特の音やリズムやメロディが口から出るようになります。
僅かに英語のような音も混じりはじめる。
会話と地の文の違いが分かるようになったとのこと。
2011/11/中旬:リズムなどが一定であるとの指摘を受けるものの、カタカナは減っている。音と音のつながりはほぼ英語のつながり方になって来た、とのこと。

カタカナが減って、音のつながり方が英語らしくなったので、さらに遅い素材にします・・・
AudioBook(この時はHarry Potterでした)を卒業し、より遅い素材(PenguinReaders系など)に変える。

?変更後、とても良くなった(登場人物の違いなどが明快になってきた)との指摘で、暫く素材を変えずに続ける。
しかし自分の録音を聞いても僅かに良くなった?程度の実感しか無い。
さかい先生がお忙しい事もあり、2ヶ月ほどそのまま続ける。

これはよくなかったですね、わたしが。雲山さん、ごめんなさい。
おそらくこの2ヶ月は変化がなかったでしょうね。
2012/01/中旬:カタカナ・モゴモゴが大幅に減った。”米が研げて研ぎ汁が澄んできた”とのこと。
電通大で学生の方のシャドーイングを聞かせてもらう。
さかい先生は同じ位と言うがどう聞いても英語に聞こえる。
自分の録音は良くなっているように聞こえないため、若干悩む。

意識的に素材の通り発音しようと無理に頑張ることに。


2012/01/下旬:変に意識したためかカタカナが増えたとの指摘。
何度も繰り返したため素材内容の分かる部分が増え、その部分がカタカナになっている。
自分で録音を聞いても良くない事だけはわかる。

さかい先生より早くて内容の分からない素材にするよう指示頂き、出来るだけ何にも考えずシャドーイングするように心掛ける(心掛けないように心掛ける...)

こういうことは中居さんでもありました。
    (中居さんは「多聴多読マガジン」のNさん。劇薬シャドーイング第1号!)
遅い素材へ、遅い素材へと移っていったら、カタカナ英語が現れたので、
一時的に速い素材に戻ってカタカナが消えてからまた遅い素材へ・・・
2012/02/上?中旬:毎週、以前より良くなったと指摘頂く、しかし自分の録音を聞いてもそこまでの実感がない。多少英語っぽくなっているとは思うのだが...

会話部分や母音が英語風になり、変なリズムも無くなってきた。イントネーションがとてもよいとのこと。

徐々に素材スピードを落として行き、分速170→140程度になる。
初見の本を朗読してさかい先生にチェック頂くものの、勝手な抑揚・リズムで読んでしまい、まだ早いとのこと。
そうでしたね。2月の初めくらいになるとわたしも記憶がある!
英語独特の音が出るようになったら、時々初見の英文を朗読してもらって、
そういう音が「身についているかどうか」確かめます。
定着していない場合は、シャドーイングの時とは違う音が出ます。
※Twilightシリーズを2冊程リスニングのみで読む。
部分により理解度にばらつきがあるものの大凡のストーリーは理解できた。

BBCは単語などを聞き取れている感覚は余りないが内容はほぼ分かるように。

米ドラマは面白いものは多少分からなくなても気にならなくなる。
ドキュメンタリーなども見始める。

雲山さんはご自分の変化がわからないと言い続けるのですが、
↑ こんな風にやっぱり違いは出ているのですね。

そうか! シャドーイングによる変化をリスニングの変化で推測してもいいのか?!

そして次の週、劇的な変化が現れました。
2012/02/下旬:肩の力が抜けやわらかくなった。カタカナも殆ど無くとても良いとのこと。
さかい先生は先週と比べてこんなに変わった理由が知りたいと言うのだが、個人的には良くなった実感が余りない。シャドーイングの度、素材の生音声と自分の発声を聞き比べていることになるため、欠点ばかりが目立つためかもしれない。

自分で良さを認識できていないということは、何かの切っ掛けでカタカナ英語に戻ってしまう可能性があり少々宜しく無いとの指摘あり。

「柔らかくなった」というのが、わたしとゆうさんの一致した印象です。
聞こえてくる英語を素直にそのまま「返せる」柔軟さが一番大きく変わった
点のように思われました。
総計約170時間強


時系列で記載するだけでかなり長くなってしまいました。

現状をざっと列記しますと、
・ニュースやドキュメンタリーはある程度内容が分かるようになった。
 →日本語にはできませんが。
・インタビューや会話は難しい。
・リスニングのみでの読書はPenguinReadersのLv4-5程度までは大体楽しめる。
・発音などが向上した実感は余りないが、時々認識できていない音(英語の音?)が口から出ることがある。
 →指導時に、子音がはっきりしている、THの音が出ていた、などの指摘が出ることがありますが本人には皆目わかりません。
・どうも本が読めない(単なるスランプだと思われますが...)。文字を読む忍耐力が減った?
・人前などでシャドーイングをやると緊張のせいかカタカナやリズムの悪さなどが出てしまう。
・聞いた音から文字がイメージできない。英語での思考はまだ殆どできない。

最近数週間のSkypeおしゃべり会では、おしゃべりの時も音が英語らしくなっており、
それだけでなく、わかりやすい音と文で話せるようになっています。
まだそんなに長い間話してもらっていないので、このままわかりやすい音と文が永続きするか
どうかは今後確かめます。
現在までで1100万語程度。読める本レベルは余り上がっておらず易しいPB?PenguinReadersLv6程度が何とか読める程度です。
最近音声や映像の比率が急激に上がっており、長い本はそれだけで読む気がしなくなるというナマケモノモードに入っております。

私は伸びが遅いタイプで、未だにYL0.nの本をぱっと見ても内容が分からなかったり、子供が2、3語言った内容を聞き取れないことがあります。
つい難しい長編などに手を出してはスランプに陥りさかい先生に叱られては簡単な本からやり直すということを繰り返しており、成長曲線は階段よりノコギリに近い感覚です。


個人的な劇薬シャドーイングのメリット・デメリットについては
▽メリット
・身構えなくて良い(というより頑張ると大抵マイナスに作用します)。
・気楽(素材も自分も何を言っているかわからないので)。
・聴く能力の向上。
・Audioへの抵抗感(*1)が減る
・読書に疲れた時の逃げ道ができた。

*1:私自身、元々英語音声だけで内容が楽しめるなどとは考えていませんでした。ドラマや映画の視聴も遠い将来に出来ることだと思っていましたが、やってみると案外分からなくても楽しめました。

▽デメリット
・過去の勉強の否定。(*a)
・退屈感、疲労感。(*b)
・素材を探すのが大変(*c)
・自分の進展具合がわからない(*d)
・時間が掛かる(多読もそうですが数日数週間では結果は出ないと思います)

*a:英語の発声練習などを続けられてこられた方の中には、今までの自分を否定されるように感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
実際にはある程度続けた後の効果はそれまでの蓄積に積算されるように感じられました。

この ↑ 最後の行をみなさん、よく噛みしめてください。
劇薬シャドーイングはみなさんの英語学習をプラスに変換するかもしれません!
*b:主に散歩中にシャドーイングを行なっていますが雑音が入るため余り良くないです。しかし部屋の隅で壁に向かって30分というのは私には(家族にも)無理でした。ながらシャドーイングでなければ継続出来なかったと思います。
人によっては内容の分からない素材を聴き続けるのは苦痛になってしまうようです。

*c:性質上どうしても色々な音声素材が必要になってきます。特にスピードを簡単に調べる方法がないため、丁度よい素材を探すのは面倒です。

*d:不思議なことに自分のシャドーイング録音を聞いてもそれほど良くなった印象を受けません。他の方も似た報告をされているため、自分では判り難いようです。
進み具合が判らないため間違ったやり方になっていないかなどを、定期的にチェックして貰う必要がありそうです。


まとめ

シャドーイングはほぼ習慣化しており、これからも無理なく続けていくことができそうです。

英語の習熟曲線は直線に伸びるものではないらしいのでその時点では分からないものの、何となく振り返ってみるとやはり興味を惹かれることや楽しいことをしている時に伸びていることが多いと感じます。

記録をから読み取れるのは、3歩進んで2歩下がる如くの千鳥足日記ですし、正直な処自分でも本当にニュースなどの内容が分かっているのかな?と思うこともあります。

ですが、最近は学習のためではなく、単にニュースが聞きたい・ドラマが見たいためにチャンネルを合わせたりラジオを点けたりするようになってきました。

24やPrisn Break(何れも米ドラマ)が見たいから電源ボタンを押す、気になるニュースのためにBBCを聴くといったことを、1・2年後の自分ができるようになると思えたことは以前にはありませんでした。

多読を続けた結果読みたい本を読めた時にも感じましたが、以前は見ることのできなかった世界が眼前に開けたように感じます。


纏まりの無い文章ですが、劇薬シャドーイングについて耳にしたものの躊躇されている方が一考される機会になれば幸いです。

以上

ありがとうございました。

実際の音の変化はhttp://tadoku.org/sakai-note/archives/2012/03/06_2146.htmlをご覧ください。

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登録日時: 2010年12月13日(月) 23:19
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Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by slo » 2012年3月06日(火) 00:10

雲山さん、みなさん、こんにちは。sloです。

雲山さん、克明なレポートをありがとうございました。あれだけ書くのは大変だったでしょう。
あとに続くひとのためにと書いてくださったのですよね。 :applause:

ところで、ご自身ではあまり変化が感じられないというように書いていらっしゃいますが、
BBC放送を「人名、単語のみ」から「内容がわかる」まで聴くことに大きな変化が起きているではありませんか!
(そして、もちろん音にも)

正直なところ、このBBCのくだりでわたしは焦ってしまいましたよ。
「ええーっ、わたしを置いていかないでぇ」的な…。 :shock:

どうせ、わたしにはわかりっこないのよ、ふん、
などとBBC Worldを「なげやり聴き」してみましたところ…
まあ、なんてことでしょう。わかるじゃないですか。
っていうか、語られている内容に笑ったときに「あ、わかってる」って思ったんですね。

なにが言いたいかというと、
雲山さんの報告が背中を押してくれたことに感謝しているということ、そして
もしかしたら、あまり力を入れないで聴いたり読んだりすると スーッと入ってくる…のかな?と思ったのでした。

さかいせんせー、こんなところでよいですか?

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すろさん、ありがと!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年3月06日(火) 00:20

はい、こんな感じでいいです。ありがとー! :yorokobashii:

わたしとしては、「わかろう!」とか「理解しなきゃ!」といった気持ちは
頭も体も固くしてしまうのだな、とすろさんの感想をオフ会で聞いて思ったのです。
それで、それをみなさんにも聞いていただきたくて、すろさんに投稿を
お願いしました。

こういうことはほかの人にもよくお願いします。
その節はぜひよろしくお願いします!

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Re: サンプル音声リンク付き!Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年3月06日(火) 23:41

別に投稿した方がみなさんにわかりやすいと思って・・・

実際の音の変化はhttp://tadoku.org/sakai-note/archives/2012/03/06_2146.htmlをご覧ください。

そしてぜひ感想を寄せてください!

といっても、わかりにくいかもしれませんね。
いずれ使用前、使用後でどう違うか、解説しますね、ブログで。

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Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by 雲山 » 2012年3月22日(木) 22:20

お疲れ様です。雲山です。
相変わらずあまり本の読めない日々が続いておりますが、シャドーイングも含めて緩めに続けております。

半年分の報告ということで簡潔を心掛けましたが、文章が固くなってしまったようです。
遅くなってしまいましたが、頂いたコメントへの返信も含めて補足します。


>ゆうさん
毎回励まして頂いております。
ゆうさんの変化(AudioBookをリスニングオンリーで読むようになった、色々な国の人々とチャットするようになったなど)を実際に目の当たりにしたことで、私自身シャドーイングを続けようという気持ちがとても大きくなりました。
ご指摘の通り、元の英語レベルが低い私は聞こえてくる音の意味は殆ど理解せずにシャドーイングしているという点で「純粋に耳だけ劇薬シャドーイング」と言えるかもしれません。
当初は自分に大きな変化が出てくるとは期待していませんでしたが、ゆうさんの経験を拝見した後は「時間さえかければ出来るようになるだろう」と考えられるようになりました。やはり実例を見聞するのは重要ですね。
(しかし何故か自分では余り実感できない...)

>「音と仲直り」
この説明を聞いて初めて、自分に起きているのはこういうことだったのかと納得がいったように感じます。
シャドーイングについての説明では最も分かりやすいと思います。

>あとMさんも同意してくれたんだけどシャドーイングでも続けるには「なかまっ
て大事!!」って感じ。

私もゆうさん他の皆様に支えられて続けてこれました。
自分一人だけで続けてこられただろうかと考えると、やはり難しかっただろうと思います。
インターネットなどを活用してなんとか一緒に楽しめる人達を見つけることが大事ですね。


>sloさん

多読関連はもちろんシャドーイングでも色々と教えて頂いております。
変化についてですがこの処いろいろなお話を聞くうち、変化を感じようと意識する
ことが体感の妨げになっているのではないかと思い至りました。
多読に例えれば、辞書を引きたい・内容をきっちり理解したいというような考えが却って成長の妨げになるようなものでしょうか。
記載頂いた通り何かが変わってきているのは間違いないので、それが何の変化か分からなくともまぁいいやという気持ちでより肩の力を抜いて続けようと思います。

sloさんのコメントでの、
「BBC?(中略)?わかりっこない...」のくだりで、そんなはずはないでしょう、と思わずパソコンへツッコミを入れてしまいましたが、sloさんほどの方でもこういった感覚を持つことがあり、そして”なげやり聞き”で内容を楽しめたという所が多読多聴的(?)に感じられました。
sloさんの背中を押せるような位置に私がいるとは思えないのですが、拙い報告が僅かばかりでもお役に立てたなら幸いです。


さかい先生

>何という心ない指摘でありましょうか・・・ 
これでは今後わたしにシャドーイングを聞いてもらおうという人がいなくなるかもしれない・・・

これは私の書き方がまずかったと反省しています。
個人的には、間違ったやり方や方向性がずれてしまった場合教えて頂くことが大変重要と考えていますので、上記の指摘にはとても感謝しています。そのままあらぬ方向に行ってしまったら永遠に迷路を抜け出られない可能性もありましたので...
さかい先生の直言のお陰で今日まで多読を続けてこられたと思っていますし、他にも同様の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

>家族から見放されるようなことを「教示」するというのも、ひどい話ですねえ・・・

ここはフォローの難しい所ですが、やはりシャドーイング(特に劇薬時)は声を出すため家で行うのは微妙な場合もあるかと思います。
取り敢えず私は散歩中に行うことで解決しましたが、どなたか他に良いアイデアがあれば教えて下さい。


追記
先の投稿でBBCなどの放送内容について「分かる」と書いてしまいましたが、私は世間で言うような”内容”については理解できていないのだろうと思います。
ですが、映画やドラマなどを見ていて楽しい、面白いと感じます。
シャドーイングを続けた結果、「英語の音を分かりたい」という考えが「分からなくても楽しく視聴できればいい」に変わってきました。
今のところ最も効果を実感している点です。
「英語の音なんて聞いて分かるはずがない」と考えている方がシャドーイングを行ことで、英語音声に対する抵抗感が薄れるのではないでしょうか。

多聴も多読も根っこは一緒です。辞書を引かないのと同様に、何と言ったんだろうとか会話が速くて聞き取れないといった気持ちを一旦忘れてしまえば、力を抜いて続けていけるように思います。

これからも、
『楽しければいいじゃない』
をモットーに続けていこうと考えています。

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登録日時: 2011年12月04日(日) 19:53

Re: 劇薬シャドーイング半年ほどの経過報告。

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2012年3月24日(土) 23:11

「楽しければいいじゃない!」 で結構だと思います。

ただ、試験のためのお勉強とか、回りがやっているからといった外部の理由で
「楽しい」と思い込んでいるけれども、実は心から楽しんでいるのではない場合が
あるように思います。「楽しい」という気持ちも、「自分がやりたい」という気持ちさえも
簡単に信じてはいけない、というきわめて不幸な事態が広がっているように思います。

そうした事態の具体例としては「辞書を引いてわかることが楽しい」、
「試験でよい点をとることが楽しい」、「資格を取ることが楽しい」というような「楽しい」は
どれもエセの楽しさではないかと わたしは疑います。

そこを常に警戒して、心から楽しんでいるのだろうか、それとも世間が言う通りに
やっているから「楽しいはず」なのか、を見極めていれば、
「楽しければいいじゃない!」で、いいと思います。

常に洗脳を疑う癖があるので、つい老婆心ながら・・・ :aserimasu:

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