新★TADOKU 3原則を考える!

このフォーラムでは、多読・tadokuそのものについて意見交換をするフォーラムです。「多読三原則」「多読の三本柱」「Tadoku三原則(仮)」など、多読の生い立ちからtadokuへの道のり。みなさんの「多読・tadoku」について聞かせてください!

新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年4月16日(土) 09:19

こんにちは

きのこです。
2月末の高岡講演会では、酒井先生はじめ
事務局の皆さんには、大変お世話になりました。

掲示板上でもお騒がせしました。
参加人数は、予定の60名きっかり集まり、大盛況に終わりました。

その準備の過程を通して、たくさんの方に「多読を伝えよう」と
する中で、私なりの3原則を考えてみました。

従来からある3原則を「多読をはじめるための3原則」とするなら、
こんどの3原則は、「続けるための3原則」、とでも呼べばいいのでしょうか。       ジ

1自分で選ぶ。
2自分で発見する。
3自分で環境を作る。

Choice,Find,Make a difference.

1,2については、皆さんよく体験しておられることと思います。

河合隼雄氏が紹介しておられた、ある県の理科教育のキャッチフレーズ
「たんけん、はっけん、ほっとけん」
のような、語呂の良いものにしたいです。

「自分で環境を作る」、というのは、
図書館に洋書を置いてもらえるよう働きかけたり、
仲間とブッククラブを開いたり、
授業の中に多読を取り入れてみたり、
自分から周囲に働きかけていくこと。

それによって、思いがけない"飛躍"ができる、ということ

正確な「訳」としては正しくないかもしれないけれど、
make a difference

酒井先生が、"氷山"と言ってるものすべてが、ここに。

It's really fun!

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きのこ
 
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登録日時: 2015年2月19日(木) 20:37

Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2016年4月16日(土) 21:44

きのこさん、高岡講演会+ワークショップでは大変ご苦労様でした。
(60人達成は本当に金字塔でした! :applause:
その上、Tadoku3原則についてさっそく意見をくださって、ありがとう!

以下、きのこさんの文章を引用しながらわたしの意見と感想をお伝えします。

きのこ さんが書きました:こんにちは

きのこです。
2月末の高岡講演会では、酒井先生はじめ
事務局の皆さんには、大変お世話になりました。

掲示板上でもお騒がせしました。
参加人数は、予定の60名きっかり集まり、大盛況に終わりました。

あれはすごかった! 
獅子奮迅・・・という言い方は知らない人も多いでしょうけど、それしか思い浮かばないくらい!!
その準備の過程を通して、たくさんの方に「多読を伝えよう」と
する中で、私なりの3原則を考えてみました。

従来からある3原則を「多読をはじめるための3原則」とするなら、
こんどの3原則は、「続けるための3原則」、とでも呼べばいいのでしょうか。       ジ

1自分で選ぶ。
2自分で発見する。
3自分で環境を作る。

Choice,Find,Make a difference.

1,2については、皆さんよく体験しておられることと思います。

河合隼雄氏が紹介しておられた、ある県の理科教育のキャッチフレーズ
「たんけん、はっけん、ほっとけん」
のような、語呂の良いものにしたいです。

語呂のよい、短い物にしたかったのですが、
わたしのTadoku三原則はもう一息だと思っています。
「自分で環境を作る」、というのは、
図書館に洋書を置いてもらえるよう働きかけたり、
仲間とブッククラブを開いたり、
授業の中に多読を取り入れてみたり、
自分から周囲に働きかけていくこと。

それによって、思いがけない"飛躍"ができる、ということ

正確な「訳」としては正しくないかもしれないけれど、
make a difference

酒井先生が、"氷山"と言ってるものすべてが、ここに。

It's really fun!

「ことばの氷山」とはちょっと違うかもしれません。

けれどもきのこさんの意見を読んで、わたしがことばの氷山の意味を
十分伝えていないことがわかりました。それだけでもわたしにとっては
とても大きな「はっけん」です。これは「ほっとけない」ので、
これからもっとことばの氷山について書こうと思いました。

きのこさん、ありがとう!!!!! :applause:

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年4月17日(日) 05:38

酒井先生、早速ありがとうございます。

「ことばの氷山」とは、"ひとつのことば"の持つ深い深い意味を知る、に近いですか?

すみません、「環境を作る」とは、ちがいますね。訂正します。

でも "make a difference", quantum leap (量子的跳躍)と言い換えてもよいのですが、 
絵本のような、通常 "子どものもの" と思われているものから、
とんでもなく深い啓示的なものを受けとることがあって、
それも多読の楽しみのひとつです。

あと、働く主婦は忙しく細切れの時間しかとれないので、
短い時間でも何かサッと読めて心を動かしたい、と思ったときに
"英語で絵本"に、たどり着いたのかもしれません。
子どもが小さい時は、日本語でも長い本はほとんど読めませんでしたから。

とにかく何とか多読を10年以上続けて来ました!
これは大きな自信ですね。
自分の英語力には自信があると言えませんが、多読のやり方は、自信を持って他人に勧められます。

もう、「英語を読む(しかも辞書ナシで)」という習慣は、私の人生から消えることはない、と思います。
勉強や資格や試験のためでなく、純粋に楽しいから、知りたいから、読む、という母語での読書と同じですね。
もちろん、限定された分野ですが!

"継続は力なり" 、と頑張らなくても、楽しいので自然と中毒みたいに新しい本に手が出るのは、
"自分で自由に本を選んで良い"という選書の楽しみがあるからですね。
そして、それは、"嫌だったら辞めても良い" に、大きく支えられていると思います。  

新しい3原則が、どこに転がるか楽しみです :book:

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年4月18日(月) 04:51

続、新3原則です。

If I'll introduce TADOKU for foreigner, I'll use, "Choice, Find, and Enjoy!"
It's make a difference!

シンプルに,誰でも知ってる、小学生にもわかる3つの単語で多読を紹介するとしたら、
「選ぶ、発見する、楽しむ」この3つかな。

で、「自分の環境は自分で作る。」→ これは、ヒッポファミリークラブにいたときに聞いた言葉です。
アメリカの教育書で、よく似た言葉を見つけた。
「自分の教育に、自分で責任を持つ」

与えられる課題(教科書、問題集、テスト)を消化するのではなくて、
自分で課題(おもしろい本)を見つけて、楽しんで周りの人に紹介していくことが
TADOKU、なのかな。

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2016年4月19日(火) 00:03

きのこさん、ありがとう。こうやってTadoku研究は少しずつつ深まっていくのだと思います。

きのこ さんが書きました:酒井先生、早速ありがとうございます。

「ことばの氷山」とは、"ひとつのことば"の持つ深い深い意味を知る、に近いですか?

はい、非常に近いと思います。
すみません、「環境を作る」とは、ちがいますね。訂正します。

「仲間」 も 「環境」の一つですね。そうちがわないかもしれない。
でも "make a difference", quantum leap (量子的跳躍)と言い換えてもよいのですが、 
絵本のような、通常 "子どものもの" と思われているものから、
とんでもなく深い啓示的なものを受けとることがあって、
それも多読の楽しみのひとつです。

あと、働く主婦は忙しく細切れの時間しかとれないので、
短い時間でも何かサッと読めて心を動かしたい、と思ったときに
"英語で絵本"に、たどり着いたのかもしれません。
子どもが小さい時は、日本語でも長い本はほとんど読めませんでしたから。

とにかく何とか多読を10年以上続けて来ました!
これは大きな自信ですね。
自分の英語力には自信があると言えませんが、多読のやり方は、自信を持って他人に勧められます。

もう、「英語を読む(しかも辞書ナシで)」という習慣は、私の人生から消えることはない、と思います。
勉強や資格や試験のためでなく、純粋に楽しいから、知りたいから、読む、という母語での読書と同じですね。
もちろん、限定された分野ですが!

"継続は力なり" 、と頑張らなくても、楽しいので自然と中毒みたいに新しい本に手が出るのは、
"自分で自由に本を選んで良い"という選書の楽しみがあるからですね。
そして、それは、"嫌だったら辞めても良い" に、大きく支えられていると思います。  

新しい3原則が、どこに転がるか楽しみです:book:

なるほど。Choice というのはがんばらなくてもいいにつながっているのですね。

こんなやりとりから、わたし自身の考えが少しずつ「磨かれている」のを感じます。
これからも意見や感想をなんでも寄せてください! :pencil:

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2016年4月19日(火) 00:06

続けてお返事です!

きのこ さんが書きました:続、新3原則です。

If I'll introduce TADOKU for foreigner, I'll use, "Choice, Find, and Enjoy!"
It's make a difference!

シンプルに,誰でも知ってる、小学生にもわかる3つの単語で多読を紹介するとしたら、
「選ぶ、発見する、楽しむ」この3つかな。

で、「自分の環境は自分で作る。」→ これは、ヒッポファミリークラブにいたときに聞いた言葉です。
アメリカの教育書で、よく似た言葉を見つけた。
「自分の教育に、自分で責任を持つ」

与えられる課題(教科書、問題集、テスト)を消化するのではなくて、
自分で課題(おもしろい本)を見つけて、楽しんで周りの人に紹介していくことが
TADOKU、なのかな。

自分でおもしろい本を見つけて楽しんで、周りの人に紹介--なるほどです。

Tadoku の目指す方向をこんな風に表すこともできるんだ! と思いました。
もうちょっと考えなきゃ・・・ :datubo:

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年5月04日(水) 11:39

Dear Mr. Sakai and everyone!

I'm Kinoko.
I had already enjoyed Tadoku more than 10 years.
And still enjoy reading picture books.

酒井先生、みなさん 
こんにちは、きのこです。

スターウォーズの最新作を借りてきて見ました。
冒頭、

You have to hide.
You have to leave.

というやり取りがあるのですが、これが、
「隠れてください」「君は逃げろ」と字幕になっていて,初めて"日本語字幕がジャマ"と思いました。

二人は確かに立場も年齢もことなるのですが、
緊迫した場面で、
You have to にYou have to で 返答するところに
世代や立場を越えた、"同士の友情"みたいなものや、ユーモアが感じられたので、
敬語と命令形、ではちょっとチガウなあ、と思ったのです。

で、英語字幕に切り替えて見ました。
初めて見る単語は、聞こえてないし、わからないですね。

でも、逆にこれまで見たことのあるものや聞こえるものは、理解できてることがわかりました。

一口サイズは、アクションモノにもたくさんあります。

2時間英語で映画を見ると、頭の中にが英語モードになって英語で話したくなる、というのが
多聴多読の成果です。

間違えてもどんどん、話して、書いて、を続けていきます。

"I have the right to make mistakes." ですから :applause:

「間違える」ことは、語学学習者の権利だと思います :party:

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きのこ
 
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きのこさん! それは大ヒント!!

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2016年5月04日(水) 22:58

「間違えることは学習者の特権」なのですね。なんてこった・・・ :datubo:

Tadoku?原則(仮称)に 「間違えても気にするな!」は入れなきゃいけませんね。
どうしてそんな大事なことを忘れていたのか?

これはもっとほかにも大事なことを 忘れている/見逃している 可能性があるぞ!!?

きのこさん、ありがとう!!!!!

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Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年5月15日(日) 12:20

酒井先生、返信ありがとうございます。

先生の指定の場所ではないのですが、
(私にとって、自分の考えをまとめておくのにココが利用しやすいので)
書きますね。

私は元々、HFC(ヒッポファミリークラブ)から、多読にスライドしてきたので、
その時にも、いろんなキャッチフレーズを聞きました。

We have no teachers, no classes ,no test!
先生も、クラス別編成も、テストもいらない、とか

"家族と仲間と一緒に楽しく"とは、ヒッポ、そのものだと思います。
それだけでは、多読のオリジナリティーがなくなるような気がします。

ただ、ヒッポは、「文字を読むこと、読もうとすること、勉強すること」
団体指定の「マテリアル」(CDのこと)以外のものについてトークすることには、
否定的でしたから、

"多読"の自由さ、に引かれて、多読に移ってきました。

文字を読んでも良い、自分の好きな本を好きに手にとって読んでのも良い、と言われた時の
衝撃は、ヘレンケラーになった気分でした。「あ、私って英語が読めたんだ!」

学校、中高校、大学と10年も勉強させられてきて、コレですからね。

本気で新しい3原則を考えるなら、多読の"読"を外す、くらいの潔さが必要かな?
だって、みんな、日本語さえあまり読んでいないのでは?

子どもにツラレテ、私も最近(今頃…)you tubeばかりです。 :doh:

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きのこ
 
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登録日時: 2015年2月19日(木) 20:37

Re: 新★TADOKU 3原則を考える!

投稿記事by きのこ » 2016年5月17日(火) 05:34

どうして自分が多読を10年もやって来れたのかと言えば、
家に子どもと絵本があったから。
子どもに日本語の絵本を読むついでに、自分用に英語版を購入していました。

子どもは同じモノを何回でも(10回ワンセットで1日3セットくらい)読んでほしがるので
次は英語にしてね、と。
記録、とか、語数とか、レベルとか、冊数とか考えたことなかったです。

それよりも、絵がかわいいか、話が面白いか、子どもが喜ぶだろうか、
そんなことだけ考えて選んでました。
面白い!とか言われても、絵がかわいくなかったら読む気が全くしないです。
「おやすみ©©©©©」とか。 :crying:

いつの間にか、「英語の勉強とか、英語力をつける」から離れて純粋に
絵本を絵本として楽しめるようになったのが、私の多読です。

皆さん、ひとり一人に違う体験があるのだろうな、と思います。
その共通項目を探していくことが大切なのでしょうね。

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きのこ
 
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登録日時: 2015年2月19日(木) 20:37

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