ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2013年1月15日(火) 19:44

急ぎお返事・・・!

さめちゃん さんが書きました:MIKIさん、酒井先生、みなさん、こんにちは。
さめちゃんです。

横やりで失礼します。橋本先生のお話が出ていたので、少しコメントさせて下さい。

>「言語の習得」のためには、質より量かもしれませんが、
>「言葉(や作品)の世界を深く味わう」のあれば、量より質で、
>灘高校の橋本先生の実践の例
http://blog.goo.ne.jp/chaosbrave/e/0c98e313138ab578040257cea417ceed
>にもある通り、1冊の本を読むだけでいい場合もあるでしょう。

元灘高校の橋本先生が一躍時の人となり、「スローリング」という言葉だけが一人歩きし始めているようですが、
橋本先生は2012年2月に出された「伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力」の中でこのようにも述べられています。

「なかば学生時代の反動で読書に没頭しているときに出会ったのが、中勘助の『銀の匙』だったのです。これに魅せられてほかの
作品も読んでいるうちに、すっかり中勘助に心酔し、結局全作品を読破しました。そう、言うなれば、のちの「スローリーディング」授業
誕生には、「乱読」「多読」が少なからず寄与していたわけです。」(PP55?56)

「ここまで見てきたように、考える力を付けるためにゆっくりじっくり1冊の本を読み込む。それと同時に、人の生き方、あり方の幅を知る
ために、なるべく多くの本を読む。この両輪がそろってはじめて、「真に国語力を養う読み方」ということになるのです。」(78ページ)

橋本先生は国語の先生ですが、将来の学校における英語多読のあるべき方向性を私のような英語教師にも示して下さっているように思います。

・授業内多読で「乱読」しつつ「多読」出来る環境を用意してあげる。
・普通の授業では検定教科書ではなく一冊のよい本を用いた精読をする。

我々多読を実践する現場教師も出来るだけ誰でも多読出来る環境が出来るように微力ながら多読の普及に精を出しております。
以前の英語教育界においては、小・中・高・大・高専・英語教室・学習塾まで巻き込んだここまで大きな英語教師同士の連帯は見られなかったように思います。将来に希望を持って堪え忍んでいきましょう! We shall overcome!

では。
さめちゃん

きれいに整理してくださって、ありがとうございました。

MIKIさんは関係ない例を持ち出したと書いていますが、そうではなかったのですね。

これからもさめちゃんの博覧強記をわたしたちの参考にさせてください! :datubo:

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2013年1月15日(火) 19:56

前後をきちんと確かめずに返信しております。何か変なことを書いているかも知れませんが、
お許しを・・・

katobushi さんが書きました:さかい先生、みなさん、こんにちは。
そして横入りすいません。大変恐縮なのですが、、、

実は、MIKIさんの
MIKI さんが書きました:もっと言えば、「酒井先生は易しい "絵本" からの多読 ”だけ” を勧められている」ようにみえました。

にとてもびっくりしました!
僕は全然そんな風には考えなかった。。。

でもコメントを見返してみると、みなさんそう見えたということなのですね。。。
正確には、(私たちには真意はわかるけど)初めて多読を知った人にはそうみえるから気を付けてください!
ということだったのですね。
今やっと、他の皆さんの言いたかったことがよく分りました。
今さらで本当にすいません。。。

それで。。。確かに、そう取れる。。。
100万語なんて意味ない、絶対絵本にしろ!って言ってるみたいです。。。


なるほど・・・ それはいまもそう思いますよ。
100万語といった数字は最近とみに意味を失っているように思います。
最近多読を始めた人の中には見事に数字の一人歩きが見られるように思います。
「100万語なんて意味ない、絶対絵本にしろ!」っていう表現の100万語という部分も
強調しています。


でも僕は。。。さかい先生には「語数より冊数」と言ってほしい派なんです。
多読を取り巻く状況に対して、「語数より冊数」と言わなきゃいけないなら、
それを言うのがさかい先生の役割だと思うからです。

で、それを言うと色々問題も出てくる、そこが心配、ということなら。。。
そこは先輩方がフォローするというのはどうですか!?
(完全に丸投げですいません、、、僕ももうちょっとtadokuが進めば微力ながらお手伝いできるかも。。。)
正直な感想として。。。そのフォローをするために
先生本人が、矛盾するような注釈を毎回付けなきゃいけないなんて、
ちょっと負担が大きすぎませんか??体に悪そうですよ!?
というかそんなことが本当に可能でしょうか?説得力を持つのでしょうか??


そうなんです。わたしは要するに時々「爆弾」を投げて、みなさんを混乱させて楽しんでいる・・・
愉快犯みたいなところがあるかもしれませんね。

そもそも 多読三原則も、「いちばんやさしい本から始めましょう」も、
100万語も、10年前にはとてつもない大爆弾だったのです。

それがいまではほとんど常識になってしまって・・・

わたしの役目はみなさんの期待を裏切る、常識を覆す、パラドックスを持ち出すことだと
勝手に考えています。
(いや、そんなこと考えなくても体が自然に非常識の方へ、舵を切ってしまうのですけどね)


そういう意味で、みちるさんの
みちる さんが書きました:だから、易しい絵本の大切さを示すのも大切だけど、
じゃあ、そういうのが難しい場合はどうしたらよりよくなるのかなという
ことを同時に示して言った方がいいのではないかなぁと。

そういう意味では、こういうのは大事と思うことはブログなどよりも、
フォーラムの中でどう思う?という形だとか(ちょうどこのスレッドのように)、
多読の参考として、より膨らませるヒントという形でHPのコンテンツとして、
ほかの事と並べて書かれるスタイルの方がいいのかもしれません。

は、現実的で、建設的な提案だと思いました!
と書きながら、だから今、そうなってるじゃん、ということかもしれませんが。。。
ん???

結局なにも提案できないまま仕事に戻ります。。。
(さぼってた訳じゃないです!遅めの昼休憩です!!!!) :kuu:

残念ながら、わたしには、「この内容はブログ、この内容はフォーラム」って、仕分けするのは
きっとむずかしいだろうな・・・・

やっぱり、とにかく書いて、話して、それでみなさんにフォローしてもらう
(今回のように)
それがよさそうかな? :aserimasu:

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by みちる » 2013年1月15日(火) 20:10

う〜ん。

酒井せんせいが何のためにこのスレッドをあげたのか分からなく
なってきました。

みんなそれに関して、でもこういう場合は難しいのでは?とか、
そういう話をしていると思うのですが・・・。

ブログだけでは十分ではないから、ここでもそのことを一方的に
伝えたかっただけなのかなぁ・・・という気がしてきました。

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by omayu338 » 2013年1月15日(火) 21:58

こんばんは。omayuです。

さかい@tadoku.org さんが書きました:
自分が辞書なしで読めるところから始めるように、と言ったことはわたしはないです。
ほかの多読ではそう言うかもしれませんが、わたしは言いません。

わたしは「たとえ大学の英語の先生でも、常にペーパーバックを持ち歩いていない人は
ゼロから始める方がいい」と言っています。

omayuさんはわたしの決して勧めない方法で、うまく多読を楽しめたのですね。



と酒井先生が書かれていらっしゃいますが、私は酒井先生が編集されている
「100万語多読入門」と言う本で多読を始めました。

今現在手元にないので確認はできませんが、GRを含めた数冊分の英語の本が収録されており
それらを読んでみて、楽に読めるところから始めよう、と言う構成になっていたと記憶しております。
記憶違いだったら申し訳ありません。
(1/20追記します。
レビューを読むと、複数のコメントから、そう言う構成であり、
収録の本で自分の読み始めるレベルの判断が出来ると言うことが、私には読みとれるので、
本の主題そのものを私が読み間違っていなければ、記憶違いという訳では無いようです。)



Amazonの商品説明で現在でも
スタートには辞書なしですんなり理解できるような、やさしくて薄い本を選ぶことが肝心。スラスラ読めるので読書として面白い(お勉強という苦痛がない)、面白くて次々に1冊読み終えた達成感が得られるので続けられる(単調な反復ではなく)、続けられるから効果が確実に上がるのです。
と書かれているのが読むことができます。

こういった経緯から自分が、酒井先生が「言ったこともなく」「決して勧めない方法」で多読を始めたとは
露とも思いませんでした。

*************
どうしても分からないので質問を追記します。
何故「決して勧めない方法」を勧めている本の表紙に名前を連ねたのですか?
(こちらの追記は、1/16 0:36の最初の閉鎖以前にしたものです。)
最後に編集したユーザー omayu338 [ 2013年1月20日(日) 16:57 ], 累計 5 回

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by MIKI » 2013年1月15日(火) 23:37

さめちゃんさん、はじめまして。

酒井先生の「言葉の世界」ということばからの連想で、ふと、以前に目にした
一冊の本を愛おしむように読む橋本先生の本の読み方に感動したことを思い出し、
ついつい話題にしてしまったのですが、ふさわしくなかったと後悔していたところでした。
コメントいただけて嬉しいです。

さめちゃん さんが書きました:元灘高校の橋本先生が一躍時の人となり、「スローリング」という言葉だけが一人歩きし始めているようですが、
橋本先生は2012年2月に出された「伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力」の中でこのようにも述べられています。

「なかば学生時代の反動で読書に没頭しているときに出会ったのが、中勘助の『銀の匙』だったのです。これに魅せられてほかの
作品も読んでいるうちに、すっかり中勘助に心酔し、結局全作品を読破しました。そう、言うなれば、のちの「スローリーディング」授業
誕生には、「乱読」「多読」が少なからず寄与していたわけです。」(PP55?56)

「ここまで見てきたように、考える力を付けるためにゆっくりじっくり1冊の本を読み込む。それと同時に、人の生き方、あり方の幅を知る
ために、なるべく多くの本を読む。この両輪がそろってはじめて、「真に国語力を養う読み方」ということになるのです。」(78ページ)

橋本先生の「スローリーディング」を、「多読」「乱読」が支えていたのですね。
「伝説の灘校教師が教える 一生役立つ学ぶ力」
ご紹介のこの本、読んでみます!

さめちゃん さんが書きました:橋本先生は国語の先生ですが、将来の学校における英語多読のあるべき方向性を私のような英語教師にも示して下さっているように思います。

・授業内多読で「乱読」しつつ「多読」出来る環境を用意してあげる。
・普通の授業では検定教科書ではなく一冊のよい本を用いた精読をする。

うわー!素晴らしいですね!
こんな英語の授業を思い描く英語の先生がいらっしゃるなんて!

さめちゃんさん、ありがとうございました。

MIKI

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by サーバ管理者 » 2013年1月16日(水) 00:36

みなさん、多くの投稿をありがとうございます。
けれども短期間の間での頻繁なやりとりは、あまりおすすめできるものではないと思います。

ですので管理人の権限において、一時、このトピックを閉鎖します。

管理人として、あらためてこのトピックを読み、考える時間をください。
現在は一時閉鎖と考えています。再度、解除(投稿可能な状態に)しようと思っていますが、
どのようにしていくかについては近日中にお知らせします。

なお、このトピックに関することで新たなトピックはたてないでください。
そのようなトピックを見つけた場合、そのトピックは削除します。

管理人

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by サーバ管理者 » 2013年1月17日(木) 23:13

みなさんへ

トピックへの投稿を解除しますが、(約)5日間を持って正式に閉鎖します。
以下、管理人の見解と、今後の投稿についてのお願いです。

何度もトピックを読みました。
その上で、管理人はこのトピックでの意見交換は、1巡、あるいは2巡はしたと判断します。
そしてこの状態でのこれ以上の意見交換は、議論のための議論へ発展してしまわないかと危惧しました。

そこで、この投稿をもって(約)5日間このトピックへの投稿を解除しますが、
2013年1月22日(火)11時 に、正式に閉鎖することとします。
(この日の管理人の予定が見極められないため、閉鎖作業は11時?13時の間になると思います)

今後の投稿についてのお願いです。

- 投稿者に制限はありません
 現在、既に投稿している方はもちろん、このトピックへの新たな参加も受け付けます

- その際、個人へ回答を求めるような投稿は行わないでください

- 閉鎖前に出ている質問へ答えることは構いません
 けれどもそれは回答のみとし、さらに質問者へ問うことはしないでください

- 回答を受け取った方は、その回答に対して再度質問することはしないでください

- さかい@tadoku.orgさんは、当然ながら謹慎中は投稿禁止です

堅苦しいと思われるかもしれませんが、さまざまな有益な意見交換があったトピックを、
終わりなき状態にしてしまわないための判断とご理解ください。

また、このトピックは閉鎖となりますが、ここで出た話題で関心のあるものは、
新たなトピックを作成していただいて構いません。
その場合は、このトピックからの延長のようなものではなく、
そのトピック単独で読める(理解できる)独立した話題として立ち上げてください。
(一定の個人へ参加を求めるものや、回答を求める内容のものは禁じます)

以上になります。

管理人

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Re: ブログ「町の名前を一つ」から・・・ 「語数より冊数?」

投稿記事by omayu338 » 2013年1月20日(日) 14:12

こんにちは。omayu338です。

閉鎖されるということですので、一点だけ説明させてください。
このトピック内の
#11)の中に
(この行はomayuさんの抗議により削除しました。)

#14)の中に
ここ2行はomayuさんの抗議で削除しました。

と言う記載があり、どちらもソースが示されていません。

私はこのトピックにおけるやり取りの内容で、フォーラム外で抗議した事は一度もありません。
上記の削除はhttp://forum.tadoku.org/viewtopic.php?f=4&t=961&view=unread#unread
の投稿後に行われたものですが、リンクの投稿はこのフォーラムの指針を問うもので
個々の記載への抗議の意図はありません。

見えない所で「私による抗議があった」と受け取られるのは心外ですので、
閉鎖にともない、その前にあえて投稿させて頂きました。

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