tadoku 経過報告です?

多読・多読的リスニング・多読的スピーキング・多読的ライティングに関する、報告、相談、質問など。
フォーラムルール
- このフォーラムでは、各自で新規トピックをたててください。
- 過去のやりとりなども参考になります。検索を使ってみてください。
- 同じ相談・質問は禁止ではありません。あなたのお話しを聞かせてください。

あ、私も音寄りの人ですね

投稿記事by 近眼の独眼龍 » 2014年8月20日(水) 08:29

katobushiさん、自力読みでのブレイクスルー、おめでとうございます
酒井さん、こんにちは

唐突に横入りします、乞容赦。

一応、わたくしめも"音寄り"ですね。
多読を知る前、わけもわからずやっていた多聴だけで、英検3級も受からないところから
対策0で受けたTOEICで765点とるところまでいったし。

自力読みしてますけど、脳内音読は常にしています。音読すると読速が落ちがちらしい
けれど、私の場合は完全黙読より脳内音読の方が圧倒的にはやい。

なお、私は"音寄り"だと思うのですけれど、聞き読みは苦手。なので、聞き読みが
苦手な方の中にも、結構聞くだけならオッケーという人がいるんじゃないかなぁ?
どーでしょ?

独眼龍

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近眼の独眼龍
 
記事: 1059
登録日時: 2011年9月10日(土) 14:18

Re: tadoku 経過報告です?

投稿記事by katobushi » 2014年8月20日(水) 18:19

さかい先生
さかい@tadoku.org さんが書きました:katobushiさん、自力読み1万4千語、おめでとー!
聞くのをたくさんやってたから、かならず読めるようにもなると思ってました。
だから別に意外ではないです。でも、報告を読んでうれしかったな。ありがとう!

ははは… ありがとうございます。
そうですね、僕がいくら読めないと騒いでも、
気に留めてくださる様子はありませんでしたね(笑)

さかい@tadoku.org さんが書きました:多読にどうも馴染めなかったという人、どうでしょう、聞き読みか、字幕なし多観からもう一度
tadokuとして再挑戦してみませんか? :rainbow:
字を読むのはずっとあとからでちっともかまわないので・・・

さかい先生に親しい児童英語の先生方と、たま?にお話しする機会があるのですが、
その先生方がよく言うことで、心の中で大切にしてきた言葉があります。

    多読なんていつでも始められるんだから…
    まずは楽しいって思ってもらうことと、しっかり音を入れることが大事…

僕への助言ではないのですけどね。
教室の生徒さん達のことをいっています。
なかなか読めるようにならない、意味がわかってないんじゃないか??
なんて心配する親をなだめる言葉。。。

でもこの言葉は、これまでの僕のtadoku生活そのまんまなんですよ。

先生方は、タドキッズ達が自由に英語を使いこなすようになっていくのを
何人も見守ってきたから確信があるんでしょうが、
僕はそういう例に触れる機会がなかったし、自分のこととなるとやはり心配で…
だからいつもこの言葉に励まされてきました。これでいいんだって。

だいたい、英語の価値や多読そのものを過大評価していない、
押し付けがましくないところが心地いいですよね。

「音よりの人」かもしれない皆さん、そういう訳なので!?
字幕なし多観 からはじめてみてはいかがでしょう??きっと楽しいですよ :rainbow: :rainbow:



独眼龍さん

こんにちは!お祝いのお言葉、ありがとうございます!
僕のまわりにも「聞き読み」より「聞くだけ」のほうがいいとおっしゃる方、沢山います。

多読をはじめたばかりの方は、あまり聞きませんが、
聞くだけの方が難しいと、最初から思い込んでるだけかもしれませんね。。。

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katobushi
 
記事: 1801
登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

8/22 金曜講座の報告です!

投稿記事by katobushi » 2014年8月25日(月) 23:16

今日の報告はひとつだけ。。。

:asterisk: Out of the Ashes の book talk
僕は、普段日本語で話す時は、感じたことや、その理由を言葉で説明することがかなり苦手で、
そもそも少し抵抗があります。。。
なので、英語だけでなく、日本語のブックトークもめちゃんこ下手です。

でも最近は、英語はそれじゃダメなんだ、と思うようになりました。
なんでも言葉で描写して、説明して、理由を添えなきゃいけない。。。
TVのドキュメンタリー番組などでインタビューを聞いていると、子供でもかなりロジカルに「感想」を話したり、
状況を描写したり出来てますよね。

。。。という訳で、ちょうど14,000語の自力読み記念に、一念発起です。まずはBTから!

講座にはBTの上手な人が何人もいます。達人たちは、導入部のたった数秒で聞いてるひとの気持ちを捕らえて、
その後に続く設定の説明や、あらすじのまとめ方もとても上手…
いきなり同じようには出来ないので、何かやり方があるはずだと思って、子供用サイトを色々探してみました。

(A)
 http://news.bbc.co.uk/cbbcnews/hi/newsid_4690000/newsid_4693600/4693601.stm

(B) ※もとのページはここ
 http://www.timeforkids.com/files/homework_helper/aplus_papers/BookReportorganizer_0.pdf
 http://www.timeforkids.com/files/homework_helper/aplus_papers/BookReportSampler.pdf

あるのですね、やっぱり!

まずは設定を説明する材料を A) を参考に書き出しました。時間、場所、キャラクター、何についての話か、などですね。
次に、簡単なタイムラインを書いて、それを眺めながら、あらすじをどこまで話すかを決めました。
設定の説明は、あらすじを語るのに必要なこと以外はカット。。。
材料が揃ったところで、B) にならって全体を組み立てました。
ほ? たったこれだけで、いつもよりずっと上手くまとまります! :yorokobashii:

今回は well organized なBTを目指すことに集中したので、本文を 「借りる・真似る・盗む」 ことはしていません。
今度やるときは、それが出来るような、もっと簡単で短い本で挑戦してみます。
(「借りる・真似る・盗む」 方式は準備に多少時間がかかります。)

発表は少し緊張しましたが、まあまあ、いや、上出来 :okiraku:  反省は、、、しない :kuu: :kuu:

先生のコメントは、

・出来れば「借りる・真似る・盗む」もやるといい
・それでも少しずつ、溜まってきたものが出てきている
・そんなに多くはない「出てきた」表現を、応用して使いまわしている

とのことです。まずまずのスタートということかな。。。

なお、講座全体がこの方向を目指しているわけではありません!
これは僕が目指している道です。当然、別の人には別の道があります。
また、多読初心者や、話したり書いたりをはじめたばかりの人は、
well organized なんてことよりも、感動した!シェアしたい!というような自分の気持ちを大切にしてくださいね!

それでは :rainbow: :rainbow: :rainbow:

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katobushi
 
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登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

Re: tadoku 経過報告です?

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2014年8月27日(水) 21:36

katobushiさん、報告をありがとう!
わたし自身は原稿書きと二周年記念の企みが重なって、報告ができていません。
その意味でも、ありがとう!

で、一つだけ・・・

Book talk はtadokuの大きな柱になると考えています。
この二年間の講座でほぼ最初からやってきて、book talk にはよい点がいくつもいくつも
あることを実感しています。(わたし自身の変化ではないです。みなさんの様子を見ていて。)

今までまとめたことはないので、katobushiさんの投稿をきっかけにいま考える利点を
並べてみます。順不同、思いつくままです。

*気に入った本、ものすごく嫌だった本など、何らかの形で心を揺さぶられた話題(本)について
話すことになる。
 これは英語で日記やブログを書くといった 義務的 なライティングとはまったく違う!

*仲間と好きな本、朗読、テレビ・ドラマ、映画などについて語るのは、伝えようという気持ち、
聞こうという気持ちをおっそろしく高めてくれる!

*最初はできるだけ簡単な絵本から始めるので、読み聞かせにとても近い。
つまり、話す・書くの最初の段階に必要な 借りる・盗む・真似する が自然にできる。

*しかも心を動かされたばかりの本について語るのですからね。ことばが心に残りやすいのではないか?

(*長い本の book talk は 借りる・盗む・真似する はしにくいそうです。
それはなるほどそうかもしれない・・・ 長い本の book talk はやさしい絵本で吸収した
一口サイズで表現することになるのか?)

*仲間で話すので、ほとんど気持ちの上でハードルがない!
だれも間違いを気にしないし、採点しない。内容について関心を示してくれるので、話しやすい!

*適度に質問が入るので、少しずつ話し方に工夫が加わる。
これはとても大事だと思います。ぜひみなさん、book talk には適度に質問を! 

*話しにくいところは日本語を使ってもだれも文句は言わない。それどころか、だれも気にしない。
大学の授業でもそうでしたが、日本語まじりでかまわないと言っても、少しずつ英語が増えていきます。

*これは book talk だけではないけれど、話すにせよ、書くにせよ、表現しようとすると、
「言えなかったことでアンテナが立つ」ようです。読むもの、聞くものの中で、そのアンテナに
引っかかる表現が出てきた時、吸収されるはず。

とりあえず、ここまで・・・ブログに再掲します。

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イギリスの小学生は。。。

投稿記事by katobushi » 2014年9月04日(木) 22:52

こんにちは、katobushiです。

「一口大」の考察や book talk の準備、MOOCsでのエッセイ提出などをを通して、
ネイティブの子供たちが学校でどんな教育を受けているのか?次第に興味が湧いてきました。
そこで、イングランドの小学生 中・高学年あたりのことを調べてみました!
(※個人のブログなどで拾った情報が多く、 一次ソースを確認した訳ではありません!ご容赦!!)

  ***

なかなかややこしいのです。ひとまずは ↓↓↓ の表をご覧ください。

 http://www.waterstones.com/wat/images/special/mag/keystages.gif

Yearというのが学年。Year11(16歳)までが義務教育。
Stage というのは National Curriculum (学習指導要領みたいなもの?)の段階のこと。
SATs、GCSE、AS、A2 というのは全国統一試験! こんなに受けさせられるの!?
(いまちょうど、SATsがボイコットされるとか、Aレベルが統合されるとか、色々改変の時期らしいです。。。)

だーーっと省略して要点のみ、小学生 中・高学年にあたる Year3?6(7?11歳)では、
"key stage 2" とよばれる範囲をやるようです。

で、"key stage 2" ではどんなことをするのか?
教科書を探してみたのですが、イギリスには認定教科書なるものがない(!)らしく、
結局、家庭学習用の参考書?にたどり着きました。



↑↑↑ は、小学生中・高学年 (key stage 2) の英語、算数、理科です。
(Practise&Learnは説明と問題が一緒になった本、Study Bookは主に説明が中心の本、かな?)
出版社のページが体系的でわかりやすい。。。左からカリキュラム順になってます。

amazon.co.uk でのレビューの数、内容からして、そこそこ有名で評判いいみたいです。
中身検索で中をのぞいてみてください。かなり楽しそうでしょう??

key stage 2 の何冊かを購入してみましたが、Practise&Learn の English はとても薄いです!
Understanding Poetry とか Science Writing とか Book Reviews とか、、、
(予想していたからこそ調べ始めたのですが)やっぱりこういうこと習うのか!!という内容がいっぱい!
ちょっと残念なのは、文章書かせる問題の答えは、VERIOUS ANSWERS POSSIBLE で逃げられてます。
あと、ほんとに薄いのでコスパは悪いです。がっつり勉強派は Study Book + Work Book の方がいいかな?

ともあれ、僕にはこの薄さがちょうどいい。そして楽しい!
Grammar と Punctuation は別冊になってたので今回はパスしました!
ちなみに KS3 になると、シェークスピアとかしっかりやるみたい。。。ほ??
算数と理科も、とてもわかりやすくていいです。説明の仕方やボキャブラリーに慣れることもできそう。

求めてるものにだんだん近づいている気がするぞ!
それでは! :rainbow: :rainbow: :rainbow:

katobushi

P.S.
ご購入はしばしお待ちを。
当然、オンライン・コンテンツでもこういうのがあるのです。
とてもいいサイトを見つけました。でも、もう少し使ってみてから報告します!

   ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2014.09.12 追記: 続きはこちらに投稿しました。
最後に編集したユーザー katobushi [ 2014年9月12日(金) 18:23 ], 累計 1 回

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katobushi
 
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登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

9/5 金曜講座の報告です!

投稿記事by katobushi » 2014年9月09日(火) 19:11

みなさまこんばんは! 9/5の金曜講座の報告です。

:asterisk: Bite-Size Book Talk
Book Talk がまたまた進化しました。
これまでは、

 1-Word Book Talk → 1-Sentence Book Talk(1-S B/T)

と進んできました。
そして、1-S B/T は、とにかく Bite-Size に納めることが最優先、
そのためには、物語の詳細は捨てること、という指示が出ていました。

Bite-Size が大きくなるにつれ、少しずつ 1-Sentence も長くなっていって
そのうち多くを語れるB/Tが出来るだろう、という仮説でした。

けれども、どうやらそうではないらしい。。。
Bite-Size はそう簡単には大きくならないらしい。。。


そこで!

情報が足りない時は、1-Sentence にこだわらず、
もうひとつ Sentence を加えていいことになりました(ただし Bite-size で!)。
(考えてみれば至極当然、、、どうして誰も気付かなかった!?)

1つの場面(絵)に対して Bite-size の文を1つか2つ。
本文から借りられる場合は借りる(借りるより Bite-size 優先)。
自分の言葉で語る場合は、ORTに出てくるかどうかを目安に出来るだけやさしく。


 名づけて Bite-size Book Talk !!!だそうです :yorokobashii:


この方法なら、1-S B/T できるような本には紹介したいものがない!
という問題も解決しそうかな?

ちなみにこの日は、先生がブレーメンの音楽隊を、
1-S B/T と B-S B/T の両方のバージョンでやってくれました。
またやってくださるとのことなので、感想省略。。。先生ごめんなさい。。。


:asterisk: Bite-Size ML
金曜講座でも、木曜日の方達に合流する形でメーリングリストが始まりました!
他の曜日の方と交流がもてるのは嬉しい :kuu:
今は super full moon の話題で盛り上がっております。

それでは :rainbow: :rainbow: :rainbow:

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katobushi
 
記事: 1801
登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

Re: tadoku 経過報告です?

投稿記事by みや » 2014年10月05日(日) 22:22

10月3日 金曜日の多読講座の簡単な報告です。
出席者が少なかったこともあり、前半は日本語でたっぷりbooktalkを・・・。Michael Morpurgo  の“War Horse” について。このクラスの講座生5名が夏に“War Horse” の舞台の来日公演を観てきました。舞台も素晴らしかったけれど、本はもっともっとすごかった という話をしました。最後に、すでに本も読み終わった方から「日本語で話すとこんな陳腐な話なんだけど、原作読むとホントにいいの」という一言が。読みたて興奮覚めやらぬ状況だったので準備も何もしないままに日本語で語りましたが、英語でやれたらその方がもっと感動が伝えられるのかも、と思いました。いつの日か英語で再トライしたいです。
それから、one-biteの本をその場で手に取っての読み聞かせ。一つ一つの音にだいぶ注意できるようになった、今度はリズムに注意して、演技も忘れずに 等 順番が終わりになるほどにハードルが上がっていく気分です。でも、長いこと同じ本を読んで感動を分かち合ってきた仲間なので、「間違ってもいい」と声が出るのです。その後は数回目の強制的なシャドーイングタイム。意味がわからないのは抵抗があると、まずは文字を見ながらのシャッド-イングの人、初めて抵抗なくモゴモゴができた人などさまざまですが、みなさん抵抗感がなくなってきた様子です。最後に、講座生の一人が簡単なGRの見事なone-bite booktalk (one-biteの短い文ならいくつ使ってもよい)を披露。GRは短い文ばかりなので、借りた文でbooktalk ができたとのことでした。宿題は、簡単なGRを使ってone-bite booktalkです。

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みや
 
記事: 114
登録日時: 2014年6月21日(土) 21:50

Re: tadoku 経過報告です?

投稿記事by katobushi » 2014年10月06日(月) 12:27

みやさん

報告をありがとうございます!
(僕は前回欠席して、メーリングリストの方で報告をお願いしたら
本当にしてくださった!)
きっとお忙しいのに時間をさいてくださったのでしょう :kuu:
恐縮です…

そして休んだ日の講座の様子を知らせてもらえることが
こんなに嬉しいなんて! :kuu:
ぼくもwar horseのBT参加したかった!
いつかまた是非!!
とにかく、ありがとうございました!

ktb

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katobushi
 
記事: 1801
登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

Re: tadoku 経過報告です?

投稿記事by さかい@tadoku.org » 2014年10月06日(月) 12:47

みやさん、報告を、ありがとうごさいました。
katobushiさん、またいつでもWar Horse ブックトークやってもいいと思うよ。あんなに盛り上がるならいつでも!

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登録日時: 2010年12月13日(月) 23:19
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Hanahouの後ろ姿

投稿記事by katobushi » 2014年11月11日(火) 19:00

こんにちは。突然振り返ります!
僕に 「tadokuってこういうこと」 と教えてくれたエピソードを紹介します。

   ***

 「Hanahouの後ろ姿。。。」

Hanahou倶楽部 という集まりが毎月横浜で開催されています。
絵本好きのタドキストが絵本を紹介し合うという楽しい集まりです。
2013年の夏、その「夏スペシャル」の打ち上げに混ぜてもらった時のこと。
(仕事の都合で本編には参加できなかった。。。)

打ち上げなので、要するに飲み会です。居酒屋です。
そこに主要メンバーのひとりが3時間(!)遅れてやってきました。

遅刻にもかかわらず、弁明もそこそこに(笑)、3分後には
「今日はこれを紹介しま?す」といって、読み聞かせのような、ブックトークのような、
絶妙な語り口で絵本を広げて紹介し始めたのです。

それだけでも衝撃的でしたが、
紹介が始まるやいなや、さっきまで遅刻を糾弾していたひと達が、突然、
その絵本にかぶりついて あーだこーだ と絵の細かい表現や、話の内容について、
異議や驚嘆や賞賛の声を上げ始めたのです。
信じられない光景でした。
僕は一番端っこ、絵本から一番遠いところに座っていて、みんなの後ろ姿を眺めながら、

「ああ、絵本を楽しんでる人達って、こういう人達なんだ」

と、とてもショックを受けました。
それまで僕は、自分は「絵本を楽しんでいる人」だと思っていました。
でもあの時の、あの後ろ姿は、

「いやいや、あなたの可能性はそんなもんじゃないよ、
 あなたはきっと、もっと楽しめるよ」

と教えてくれたのです。
その瞬間、自分が背負っているものの大きさ、重さ、
例えば、多読的な「正論」に従いたい気持ち、
例えば、大人の漠然とした常識、社会的要請、モラル、
そういうものが、如何に自分の心を縛っていたのかを自覚しました。


「楽しいを追求するtadoku」 は、自分の好きなものを探すところから始まりますよね。
そのうち、それがみつかって、もっと知りたい、上手く伝えたい、
そういう気持ちが湧いてきて、ようやく、「言葉」の必要をまっすぐ、素直に、
感じることができるのだと思います。

必要なのが「言葉」ではなくて、音楽や絵画やスポーツだったとしても、
あらゆる表現行為は基本的には同じことでしょう??

誰だって、望まれる「表現」を意識するのは仕方のないことかもしれません。
空気を読む、というやつです。
でも、いきなりは出来なくても、常に、というのは社会が許さなくても、
それでも、tadokuを通して本当に何かを楽しんでいる人達に触れた時、
昨日までのtadokuとは、少し変わるかもしれないと思うのです。

言語習得の方法論としてのtadoku、という捉え方からは離れて、
僕にとっての 「hanahouの後ろ姿」 のような出会いが
たくさんの人にめぐってくるといいな。

ktb

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katobushi
 
記事: 1801
登録日時: 2012年8月02日(木) 16:53

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