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Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月05日(日) 18:23
by イワノフ
1 受講生の方から紹介いただいたネットサイトです。

I Love 2 Read 4 You

すばらしいです。今のネイティブスピーカーの子供たちに人気のある(とブリテッシュスクールの図書館司書の先生から伺ったような)本がずらずらずら!と並んでいます。とてもきれいなアメリカンイングリッシュで、本をめくりながらread aloudしてくれます。スマホやタブロイドを携帯している方などは、ぜひ移動中等の隙間時間に。


2 この3ヶ月、少々意識してTADOKUをしてきましたが、とにかく英語に触れることですね。勢いというものも肝要。個々の単語やましてや音節(シラブル)にこだわらず、意味チャンクを音の固まりとしてとらえて読み進める(観-すすめる、流しっぱなしリスニング・シャドウイング-すすめる、フリーライティングなど-すすめる)ことです。

ところで、土曜日にお会いしたときに酒井先生が、決まり文句(だけ)で話す!ということをおっしゃっていましたが、 究極の会話論ですね。そういう観点で、多読している本(に出てくる会話の部分)も読んでみるとまたおもしろいかも。ちなみに、私が今読んでいるナルニア物語の中の会話は、少々時代がかっているので、21世紀の英会話にはあまり使えません…(笑)。


3 ところで、タドキストの中にはシャドウイング・トラウマをもっている方がけっこうおられるように感じます。シャドウイングって、普通はしなくてもいいんじゃないでしょうか。

剣道にも(ボクシングもそうですね)影打ちといって、シャドウイング稽古法があります。独りで、誰もいない空間で、相手を想定してキエー!カー!そりゃー!メーン!!うりゃー!コテ!!などとやるわけです…。私もやったことはありますが、かなり…ですよ。効果的な稽古法でないわけはないですが、だからといって誰もがことさらにやらなくてもいいんじゃないでしょうか。他にもいろいろ稽古のやり方はあるのですから。それに、影打ちが下手だったとしても、実際に剣道が下手とか弱いということはないわけで、英語シャドウイングも同様なのではないかと、私は思います。たとえばネイティブスピーカーが, educated or otherwise, good speakers or otherwise, 皆シャドウイングを上手にやれるとは到底思えません。もちろん、好きで効果を感じている方は、どんどんやるといいと思いますが。

シャドウイングに限らず、語学学習には、これをやればうまくいく、といったformulaというか特効薬のようなものは考えにくいように思います。もう一段抽象的なレベルで必要なものというのがあって、それをどう満たしていくかは、ケースバイケースという感じでしょうか。


実は剣道も多少できる
イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月09日(木) 21:27
by イワノフ
シャドウイング
今度の酒井先生の特別講演会は、シャドウイングだったのですね。失礼致しました!酒井先生のシャドウイング指導は、このFORUMをチェックしているくらいのタドキストならば、一度は絶対に体験したいベリー・スペシャル・イベントです。まだ一度も直接体験したことのない方は、ぜひこの機会に!


YouTube
I Love 2 Read 4 You, BritishCouncilLearnEnglish, Downton AbbeyなどなどYouTubeで遊び始めると、もう絶句したくなるような状況ですね。映画でTADOKUで学んだコツを生かして、どんどん視聴して、アメリカやイギリスで暮らしているのと大差ない生活ではないですか!(ちと言い過ぎ。笑)勤務校の生徒たちが(帰国生ばかりではありません、一般の日本人の中学生です、ただし「今の」)、とある雑誌の取材を受けまして、YouTubeなどで見ている、おススメの英語のドラマやアニメや、ゲームなどの英語のサイト等をバシバシ紹介しているのが、今日掲載誌として回覧で回ってきたのですが、すごいです。昔いうところの、宝の山、玉手箱…etc.。YouTube、非ネット世代も、のぞいてみるととても楽しいと思います。驚くべき世界が広がっています。

But 映像観賞は、時間をとられます。私は、自分で時間を区切っています。また、(1)基本の英語を発見してしっかり味わうための、ピンク・オレンジレベルの絵本のようなもの、(2)話し言葉をgetするための、自分の年齢や職業等相応の人間が出てくる映像系のもの、(3)純粋に興味・感心のある内容のもの、という感じにフォーカスを分けて、英語でone sitと言いますが、PCを開いたそのときごとに、どれか一つか二つに集中して検索して、観賞しています。


今日の映像TADOKUです。

Downton Abbeyの俳優さん及びスタッフへのインタビュー特集。これは、私にとっては(2)のカテゴリーです。年齢相応のイギリス人の英語です。いろいろな人の、セリフではない、自然な英語が聞けて、目的にばっちりかないました。ひとりずつではなく、二人ずつインタビューされている場合もあるので、人が話している最中にinterruptしたりoverlapしたりする様子やタイミングも観賞できます。(英語はinterrupt, overlapいのちですー表現が古くてスミマセン。いのち=命=とても大事である、という意味です。1970/80年代?の若者言葉。)Bitesizeがどのくらいのものかも、もちろんわかります。英語が聞き取れなくても、です。聞き取ることだけが、TADOKUではありません。

BritishCouncilLearnEnglishのKid's News。これはもちろん(1)です。なかで、ひとりの小さな男の子の言ってることは、ほとんど聞き取れませんでした(笑)。もう一回見ようと思っています。このように、一回で聞き取れないというものこそは、味わいがいがあるというものです。ただし、すぐさま繰り返し、意地になって何回も聞くというのはいかがなものかと思います。別のものを見たり、読んだりしつつ、また次の機会にチェックしてみる。


イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月12日(日) 23:08
by イワノフ
お礼
受講生のみなさま、本日無事、論文の第一段階の発表を終えることができました。このあと11月に中間発表があり、1月に最終発表となりますので、まずはスタートラインにはちゃんと立てたというところですが、ご協力ありがとうございました。


変化
12週間のみなさまの英語の変化は、目覚ましいものでした。第1回と第11回に実施したテストを比較しますと、驚くほどの変化が見られます。さまざまなアクティビティをやってみることで、TADOKUが良い方向に刺激され、TADOKUで一番上達が見えやすいと言われているfluencyと呼ばれる力(よりたくさん話せる、書ける、読める、聞こえる)はもちろん、構文力、そして語彙力にかなり顕著な進歩があらわれています。この調子で、TADOKUを続けてください。リアルな英語力が確実についていくと思います。


本日のTADOKU
テストの分析をしていて、皆さんの語彙力vocabularyの変化を目の当たりにし、気持ちが大きくなり(?)、The Eagle of the Ninthを読み進めながら、「またか、こんなに知らない単語があって、読むほどにどんどん入っていってるとは思えないし…」ややもすると徒労感のようなものも実はあったのですが、今は、「これこれ、こうやって知らずのうちにどんどんvocabularyがたまっていくのだ」と、なんだかウキウキした気分で、楽しんでいます。


そういうことか
人間の脳というのは、すごいものです。英語の本を読んでいれば、英語の語彙というヤツをautonomousに増やしてくれる。You don't even have to feel that you have to learn the words. Your brain will do the work all by itself! しかも、「これで語彙が増える、ラクチンラクチン(古い?ラクショウ、楽勝、でしょうか、今の言葉で言うと)」という気分で読んでいると、脳は一番良く働いてくれる。すごいですね。

一生懸命覚えようとすると、意外と覚えられない。一生懸命聞き取ろうとすると、意外と聞き取れない。そういう面が、我々の脳にはあるようです。何かを学ぼうとするときはいつも、楽しい、楽しい、と思ってしなさい、そうするとよく学べる、とはよく言われることですが、ソーユーコト、です。(注:カタカナの部分は、現代風イントネーションで読んでください。)


イワノフ

シャドーイングについて・・・

投稿記事Posted: 2015年7月14日(火) 10:39
by さかい@tadoku.org
イワノフさん、お気遣いを感謝します!

イワノフ さんが書きました:シャドウイング
今度の酒井先生の特別講演会は、シャドウイングだったのですね。失礼致しました!酒井先生のシャドウイング指導は、このFORUMをチェックしているくらいのタドキストならば、一度は絶対に体験したいベリー・スペシャル・イベントです。まだ一度も直接体験したことのない方は、ぜひこの機会に!


シャドーイングはこどもには必要ありませんね。
もともとまっさらだから、聞いているだけでその音が獲得できる。

けれどもおとなはたいていの場合(ほとんどの場合)すでに学校英語の音や、
カタカナ音や、極端形の音が頭の中にあって、まっさらというわけにはいきません。
これまでの経験からすると、まっさらではない頭で英語を聞いても、
すでに身につけた学校英語の音、カタカナ音、極端形が邪魔をして、
なかなか吸収できないようです。

そこでシャドーイングで、英語ではない音を洗い流そうというわけです。
わたしたちの頭の中の「汚れ」はとてもしつこくて、時には劇薬で洗い流す必要もあります。
8月9日はそうしたおとなたち向けのシャドーイングワークショップなのですね。
みなさんの参加を楽しみに待っています!! :cheers:  (9日は夏真っ盛りだし、終わったらビールでも!?)

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月15日(水) 20:44
by イワノフ
8月9日、ビールだけでも参加したい…!けれど、だめなのです。墓参りなのですよ。うちの墓地は、両親の墓も含め祖父の郷里である八ヶ岳山麓にあるのです。ビールはなくとも涼しいところですが。

本日の多読
イギリスのThe TImes紙に移民問題の記事が出ていました。トルコからギリシャまでゴムボートで海を行き、マケドニアからセルビアを抜けてハンガリーへ。映画の中の世界のようです。でもこういったストーリーも、小説の方がおもしろいですね、読み物としては。不謹慎なことを言いますがーTADOKUのForumなので、お許しいただくとして。ついでにYouTubeでMacedonia関連の映像を二、三チェック。「千里眼」が現実となった時代になりました。


イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月20日(月) 21:48
by イワノフ
Katherine MansfieldのThe Voyage
たまには大人向けのものを。ショートストーリーです。この物語の'the' voyageとは、母親を亡くした少女が、祖父母の家に引き取られるため祖母と二人でする一泊の船旅です。最後の祖父との対面の場面がクライマックスです。ショートストーリーは、実はあまり好きではなかったのですが、レッスンでもやった例の「物語」のジャンル・ストラクチャーを少し意識して読み進めると良い感じです。大人の物語ですから細部の描写にもいろいろ含みが感じられますが、それも装置としてはORTのめがねや骨のようなものという見方もできるかも…?!この先も、大昔買った(1967年版。なんでこんな古い版を持っているのか?母からもらったのだったか…?)The Penguine Book of English Short Storiesをぼちぼち読んでみようと思います。

The Eagle of the Ninth
まだ読んでいます(笑)。佳境に入ってきました。英国の野山を舞台にした映像を観たいと思っています。情景に関して想像しきれない部分が多いので。ストーリーは本で楽しんでいるので、映像作品は別のものを観たいかな、と思っています。


イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年7月31日(金) 17:28
by イワノフ
先週末の多読です。その後は、在学中の大学院のpaperのためのreadingばかり読んでいます。


Buffalo Bill and the Pony Express (ICR=I Can Read: Level 3)
聞いたことはあるでしょうか?Buffalo Billなる名前を。この本は、ポニーに乗って郵便配達をしていた14歳の頃のお話です。言葉は文化と切り離せません。その意味でも、こうしたお話は英語+αの宝庫です。西部のアメリカ人気質のprototypeが、子供向けに一筆書きのように単純明快に語られています。Buffalo Billという名前は、後に鉄道会社を設立し、作業する人たちにbuffaloを獲ってきてそのお肉を食べさせてあげたという逸話に由来するようです。


Snowshoe Thompson (ICR Level 3)
上記と同様の路線のストーリーです。スキーをアメリカに紹介したことでアメリカ文化史にその名を残すノルウェーからの移民、Thompsonなる人物のお話です。ゴールドラッシュをめがけてアメリカにやって来たようですが、そちらの方ではぱっとせず、スキー郵便でlegendになりました。Snowshoeは現代で言うところのスキーのことです。


Pinky and Rex and the Double-Dad Weekend (Ready to Read: Level 3)
ピンクとお人形が大好きな男の子のPinkyと、は虫類大好きアウトドア少女Rexのお話です。シリーズものです。Gender issueにおいて日本は非常にbehindですが、諸外国では、たとえばこのようなストーリーも積極的にこどもたちに与えられています。ジェンダーって?という向きも、現実にはこういう子だっているだろうね、いや、実は自分もこういう面もあったななどなど、読んでみてください。ちなみにこのくらいの本の英語は、酒井先生のおっしゃる「決まり文句」がゴロゴロ。The book is just full of good, useful language.


The High-Rise Private Eyes # 4: The Case of the Troublesome Turtle (ICR: Level 2)
Cynthia Rylantです。かわいいお話です。そして、それこそ「決まり文句」の宝庫!ほぼ終始一貫「決まり文句」です。これをすべて瞬時了解できるか?一瞬でも考えたり、分析したりしないーそんなトレーニングにも、またどれだけ多読的使える本物の英語力が身に付いているかの試金石としても、一読してみてください。なんて、少々トレーニングマニアック?ちなみに、この探偵物語では女性のRabbitがbrainで男性のRacoonが部下です。知性で勝負の貴女にぴったりのシリーズです(笑)。もしくは、体力と誠実さで勝負の貴男に。


イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年8月05日(水) 10:15
by イワノフ
The Eagle of the Ninth

一昨日読み終わりました。(5月14日に読み始めたので、約1ヶ月半ー少しずつ読むのもありとはいえ、少々日数がかかり過ぎでしょうか。)

ストーリー、登場人物のキャラクター等の点においては、あくまで「児童文学」ですので、それを超えた読み応えを期待しても無理。しかし、この本の魅力は、児童文学のレベルを遥かに超えた時代考証、紀元2世紀頃のブリテン島(現在の英国)の文化・社会・自然を描き出したディテール描写のすばらしさにあると思います。西ヨーロッパの特にイギリス地域の歴史・文化に興味のある読者には、必読の一冊と言えるかと思います。You must read it.

But..., the English is not easy. まず、執拗なまでにブリテン島でもともと使われていた古英語語源の語句が使われています。特に動詞。そして、川や野など自然情景を表す言葉も、ネイティブインディアンやアイヌの言葉のような、ブリテン島本来の用語が使われていますし、地名は古い呼び名がー時代はかなり違いますが、たとえば信濃の国、大和の国のようなー使われています。全体に、今日の日本に暮らしている私たちには知り得ない生態、生活を描いた英語ーたとえば建造物、戦いや狩猟の道具、鳥類に関わる表現、衣料・食料を表す名詞ーのオンパレードです。英国人でない人にとっては、ネイティブスピーカーであっても、並の大人向けの小説よりもはるかに読みにくくわかりにくいと言えるかもしれません。

でも、それゆえの味わいの深さがあるのです。

イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年8月10日(月) 11:44
by イワノフ
本日8/10の多読です。

先週末のNew York TimesのSunday Timesから、At sea with Joseph Conrad
J ConradのHeart of Darkness(邦題「闇の奥」)を以前ネイティブの同僚の先生が授業で扱ったことがあったので、目にとまりました。短いコラムです。内容も良かったです。4月からの多読の成果を感じます。すらすらと、楽しく読めました。船vocabularyは少々鍛えられましたので(笑)。多読は「楽しく」と一口に言いますが、I think you also need to have with you this motor and feeling of pushing through the language (and culture, or context, or content - whatever you want to call it), and consuming it as you go by.


このところは、仕事関係のものと大学院での勉強関係のものをかなり読んでいますが、tadokuで読んでいるものと、語彙も構文も、内容ももちろんですが、あまり関係ないーと感じます。重なりはほとんどないように思います。要は、ジャンルが違う、ということなのでしょう。この現在の私の「仕事で必要な英語reading」とはジャンルが違う「多読」が、どう効いてくるのか。また、ポストします。


イワノフ

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事Posted: 2015年8月29日(土) 17:16
by イワノフ
久しぶりのポストです。在学中の大学院の夏期集中講座で、Vocabulary learning/teachingについて勉強してきました。担当の先生は日本に何年も滞在していたことがあり、Extensive Reading=多読にも関心のある方でした。以下tadokuとのつながりで知ったこと、考えたことです。少々長文です。(  )内は、適宜とばして読んでください。


多読/ERの広がり
ネイティブスピーカー(NT)の研究者や英語の先生の間でいうExtensive Reading (ER)=多読(多聴〜多観までを含めて)と、私が理解して非常に有効だと思っている酒井式tadokuには、内容に違いがあるようだが、日本では、前者の言うER多読をもって、tadokuも同じという理解のもとに、多読/tadoku/ERなるものが広まっていて、すでに定着の段階にあるとされている。

Tadokuの本領
Tadokuにおいては、多くはモノリンガルである日本人が、異なる言語というもの(=生活や社会・文化というコンテキストを持つリアルな言語)すなわち日本語だけですべてが成り立っている日本人にとって「想定外の世界」に遭遇し、「異言語・異文化体験」をすることに一つの焦点がある。これは、留学や仕事や移民による長期の滞在・生活に準ずる体験であるが、やり方によっては、そのような実体験よりもtadokuの方が言語習得の観点からはむしろ効果的ともなり得る。

Tadokuで重視されるのは、ピンク・オレンジレベルのもっとも基本的な図書である。ER多読では、ある程度の語学力を身につけている学習者を対象に、exposureをたやすく増やしてあげることで(graded readerは分かりやすく読みやすい、ということになっている)、その語学力をfluency developmentの側面から効率的に高めようとするgraded readerが推奨される。(個人的には、graded readerは、語彙が頻度の高いものにコントロールされているまさしくそれ故に面白みに欠け、続きづらい。続かない、というのはERでもtadokuでも、致命的な問題である。)Tadokuで読む図書の言語材料は、graded reader以前の基本中の基本の語句が焦点となる。基本中の基本とは、言い換えれば最頻の語句とも言える。そうした語句は英語という「異なる言語」の中核でもある。

General Service Listの最頻トップ50語はちなみに、以下の通り。
1 the 2 be 3 of 4 and 5a 6 to 7 in 8 he 9 have10 it 11 that 12 for 13 they 14 I 15 with 16 as17 not 18 on19 she 20 at 21 by 22 this 23 we 24 you 25 do 26 but 27 from 28 or 29 which 30 one 31 would 32 all 33 will 34 there 35 say 36 who 37 make 38 when 39 can 40 more 41 if 42 no 43 man 44 out 45 other 46 so 47 what 48 time 49 up 50 go
日本語母語話者で、以上の語をすべてしっかり使いこなせるだろうか。相当な英語上級者でも不安があるのではないだろうか。故に上級者にとっても、tadokuは、折に触れて取り組みたい便利で有効なlanguage learning practiceとなる。この意味で、私が今仕事や勉学で使っている英語とtadokuの英語は、表面的には関係がないようで、「土台」の部分では完全に重なっている。一日24時間日常的に英語に触れ、英語を使っている環境ではない我々foreign language環境の者にとっては、折に触れてあるいは常にtadokuによる土台補強を続けることが必要であり有効なのである。

ところで最近では、NTの研究者や先生方の間に、第一言語に訳すことをむしろ奨励する流れもあるようだが、tadokuで身につけたい語学力の観点からは、第一言語の(安易な)介入はマイナスであろう。日本語を忘れて、異言語の世界に飛び込み、新鮮な驚きを満喫したいものである。しかもそうしてこそ、使える英語が身に付く基盤ができるのだ。


宣伝
明日8月30日と、来週9月6日、支援者対象の講座を実施します。9月6日は、図書館の可能性ということにも触れたいと思っています。参加する方は英語教員でなくてはならないわけではありませんので、多読支援者に関心のある方はふるってご参加ください。両日程を通して参加する義務はありません。また各日とも、初めから終わりまでずっといられなくてもOKです。


イワノフ