多読+α Did you talk to anyone?

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Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by みどりのはっぱ » 2015年4月22日(水) 21:04

多読+α月曜に参加している多読ビギナーです <(_ _)>
いつもありがとうございます^^

初めて longman Literacy Land の Info Trailを手に取りました。

I Don't Want to Live For Ever! 読みました。

こういう教科書的なのは好きじゃないだろうって思ってましたが、意外におもしろかったのは発見でした!
限られた時間ですが、ふだんなかなか手に取れない本を手にとってみれるのは ホント嬉しいですヾ(´ー`)ノ

みどりのはっぱ

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登録日時: 2015年4月22日(水) 20:54

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月23日(木) 10:07

The Famous Five

第5巻に入りました。I just can't put the book down! ところで、1978年版のTVドラマは、その当時、最もお金をかけた子供番組だったそうです。1978年版のFive go to smuggler's topというエピソードがYouTubeにあります。映像の一つの問題点は、ある程度まとまった時間を取られることで、そうした時間がないと見られないということですね。ゴールデンウィークに見たいと思っています。


The Ink Drinker

多読+α講座参加者の方の推薦で手にしました。何だ、この話は?どこの国の話?フランスです。

書かれている「言語」はわかっても、「内容」がよくわからない読み物と、言葉についてはところどころよくわからないとしても、「内容」がわかる=relateできる=知っていること(情景や経験)とつなげることができるので、はまる、しっくりくる読み物があります。個人の経験やし好による部分もありますが、「文化」による部分もあると思います。(このことは、酒井先生の「氷山」theoryにつながると思います。)幼少期をイギリスで過ごした私には、イギリスの話が圧倒的にしっくりきます。言葉とストーリー(内容)がいっしょになって、どんどんとしみ込んでくる感覚です。

Ink drinkerは、英語の字面は追えるのですが、何だかわけがわからず、そういうとき私はどこの国の作品かをチェックします。フランスと知って、2回ほど訪れたときの印象と、フランス人と人生で3人ほど出会ったのですが、その方たちのことを思い出しながら読みました。英米の児童書とはテイストの違ったお話です。

多読をすることで、異なる様々な文化に触れることができる。居ながらにして、時空を超えて異文化体験ができる。多読の魅力を、またまた再認識しました。


イワノフ伊藤

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登録日時: 2015年2月23日(月) 17:20

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月23日(木) 10:17

みどりのはっぱさん、ありがとうございます。

前出のポストに書いた考え方からすると、ノンフィクションものは、その内容について自分に知識や経験がある場合には、relateしやすくけっこう楽しめる、ということになるのかもしれないですね。

勤務校で、中学2年のコンピュータ少年・少女が、高校生くらいの読者を対象にしたプログラミングの本をむさぼるように読んでいたのも、そういうことだったのかもしれません。

週1回限られた時間でも、その時間がなかなか取れないのが哀れ?!現代人。講座に参加するのは、自分に時間を確保してあげる、という意味もあるかも。

イワノフ伊藤

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Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月24日(金) 22:26

金曜クラス第3回目でした。
参加者の皆様、お疲れさまでした!

今日の多読は、少々毛色の違ったお話を三つ。

Houndsley and Catina Candlewick Sparks
いいお話です。単純素朴だけれど、アメリカ北東部の豊かな自然環境というsettingと相まって、印象深い絵本との出会いとなりました。

Dodsworth in Tokyo (Green Light Readers)
おかしすぎ!作者はアメリカは中西部コロラド州の人のようです。私はカルフォルニア州でティーンエイジャーの時代を過ごしましたので、中西部・西部のアメリカ人を一般の日本人よりは知っています。彼ららしい、楽しいストーリーです。But, 相変わらずおかしすぎ。

No more monsters for me! (An I Can Read Book: Level 1)
精神分析的「分析」もできそうなお話です。子供のときに読むのと、大人になって読むのと、感じ方が違うお話かもしれません。主人公は、母親と二人で暮らしている女の子です。

イワノフ伊藤

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Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月26日(日) 18:45

4月25日及び26日の多読です。


The City of Ink Drinkers (A Dell Yearling Book)

何だか、インクで胃がむかむかする感じがして読み進めることができず―実際にインクを「飲んだ」ことはないけれど…、舐めたことはありますよね(笑)、びんに入ったインクをつけながら使ったペンや万年筆を知っている世代ならば―読み終えるのに4−5日かかりました。おかしな塩梅にストーリーが展開していきます。変なの!


The Famous Five (Hodder Children’s Books) 少々長文です

力強い文体。ぐいぐいと読み手を引き込むストーリー展開のすばらしさ。The Famous Fiveは優れた文学作品であり、英国では、初版の出た20世紀半ば以降、今なお、親から子へ祖父母から孫へと読み継がれています。しかし同時に、今日的視点をもってすると、内容に問題があることもまた指摘されています。エリート主義、男女差別・男尊女卑、人種差別にまみれているという見方もできるのです。今日の日本に、「源氏物語」の状況設定や登場人物の価値観・行動を社会的に問題であるとまじめに目くじらを立てる人はあまりいないように、The Famous Fiveもあと300年、500年たったら、英国の誇る児童文学の傑作ということでよくなるのだと思いますが。

ついでに、主人公のジョージことジョージーナは、「心は男、体は女」の性同一性障碍なのではないかとの指摘もされています。(ちなみに、作者のEnid Brytonは、この主人公は自分自身をモデルにしたのだと明言しているそうです。)この件については、次のような考え方に落ち着いているようです。作者が生きていた時代に性同一性障碍という概念はなく、従って作者自身もそのようなつもりはなかったはずで、それを後世の人間が後世の感覚であれだこれだと規定するのは筋違いである。しかし今日このシリーズを読んで、自身のロールモデルを見いだし、勇気をもらった性同一性障碍者がたくさんいることも事実である。

特に学校等における多読指導者の立場で、どんな本を?と考えるときに、内容がわからないのは不安だ、困ると思う方もいらっしゃるでしょう。学校で教材としてそろえるにあたっては、1970年代後半以降—1990年代以降であればなお確実かと思います―に書かれたもので、定評のあるもの―賞を受賞している、欧米の学校図書館司書の方やそうした方のグループ・団体等が推薦している、長年多読を授業に取り入れている他校が使い続けている―といったところが、今日の「グローバル化した世界」の基準に概ね合致した状況設定および登場人物像をもった、安全圏でしょうか。

たとえば、Little Bear—初版は1950年代の終わりです。Little Bear君の両親は男女の役割分担が徹底しており、着ているものから言う台詞から、そういう視点でみれば、男女の役割に関する差別的固定観念は凄まじいばかりです。

しかし1981年に出たNo More Monsters for Me(4/24付け多読参照)になると、シングルマザーとその娘という状況設定もより今日的ですし、けっこうイライラしているこのシングルマザーの性格や彼女の言う台詞は、Little BearやThe Famous Fiveに出てくる母親キャラの大人の女性たち―ちなみにこうしたお話に登場する大人の女性は、皆誰かの妻であり母親です―とは、かなり異なります。娘はスカートばかりではなくズボンをはいたシーンもあり、その性格や行動は1960年代頃までの「女の子」の枠にはまりきったものではありません。

2000年代に入ってから刊行されているYou Wouldn’t Want toの歴史ものシリーズでは、たとえばYou wouldn’t want to sail with Christopher Columbus!には、コロンブスはアメリカを「発見した」というような発想はかけらもありません。この男は相当ひどいやつだったというのが現在の見方ですが、そういうことも明記してあります。思えば1970年代、私はアメリカで公立高校に通っていましたが、Columbus Dayに際して、当時の教材にはまだColumbus discovered America.的記述もあったのですが、先生がThat is not true. America didn’t need to be ‘discovered’ by Columbus, or anyone for that matter. It was always there.といった但し書きの説明があったものでした。

個人で多読を進めるうちにも、本にはその時代その社会独特の考え方に支配されている側面もあり、一面、読み手の「今、ここ」にふさわしくない偏見や誤ったあるいは不適切な行動規範を知らずのうちに育てる働きをもつということもあるという、ときには違った視点から読んでみることも、あってもよいかもしれません。もっとも、本を読む楽しさとは、そういうこととは次元の違ったことですけれど。


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登録日時: 2015年2月23日(月) 17:20

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月27日(月) 13:20

4/26(日)昨晩の多読です。

The Famous Five: Five on Kirrin Island Again

このシリーズが、時代の制約を超えて、また年齢を超えて、多くの人の共感を呼び続けているのには、こんな理由があるのではー人間の暗い面dark side of human natureをも臆せず描き込んでいること、偽りを排する強さが貫かれていること。また、一般的な「女の子」の枠からは外れている主人公のジョージのみならず、彼女の父親も一面「あるべきお父さん」を外れた大人であり、このFive on Kirrin Island Againにはきれいなお花や蝶が舞う繊細な絵を描くのが大好きで、つらいときには涙を流して泣いてしまう「男の子にあるまじき」少年not like an ordinary boy at allが描かれていたり等々、このシリーズには「変人」と言われてしまうようなタイプの人物がけっこう出てきますが、どの登場人物もその人のありのままに受け止められて、その人の道を行くような筋書きになっています。

なおこの巻には、はじめて!テレビなるものが出てきます。番組の内容については全く触れられていません。多分、作者はテレビを見たことがあまりなかったのでしょう。テレビのなかった時代、テレビを見ている時間など存在しなかった、人が一日24時間一年365日機械に支配されることなく生きていた時代!ちなみに、自動車もほとんど出てきません。警察が犯人を連れ去るワンカットに警察車両が一台。電車はまだなく、蒸気機関車だと思われる汽車は背景には存在しますが、メインストーリーには無関係です。主人公たちは、いつも歩いたり走ったり這ったり飛び降りたりよじ上ったり滑り降りたりしています。あとは自分の手で船を漕いだり、馬車を動かしたりです。


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Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年4月29日(水) 21:51

4月29日の多読です。

A Snake Mistake (Puffin Science Easy-to-Read Level 2)
Based on a true storyというけれど、本当かね?You must be joking.と言いたくなるようなお話です。マンガちっくな(表現が古い?)脚色がしてあって、楽しく読めます。

The Tale of Mr. Jeremy Fisher (Beatrix Potter)
子供の頃お気に入りだった本です。当時私は英語ネイティブでしたので、もちろん英語オリジナルで読んでいました。はじめは、こんな話だったかな?と半信半疑で読み進めましたが、何回か読み返しているうちに、だんだん昔の気分を思い出してきました。大切なものを発見した気分です。日本の文化とも、現代の生活ともかなり違う世界ですが、それ故に、「入れれば」豊かな読書体験となると思います。
なおBeatrix Potterの作品は、ご存知の方も多いであろうThe Tale of Peter Rabbitをはじめたくさんありますが、YouTubeにいろいろな映像がupされています。いやはや、ほんとにびっくり!です。アニメが多いようですが、作者の生きた時代の情景を再現して、彼女の生活を実写で描いたようなものもあり、一見の価値あり。

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登録日時: 2015年2月23日(月) 17:20

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by etreta358 » 2015年5月01日(金) 11:41

厚い版のお猿のジョージを借りました。CDのみを聞いてみます。わかる話もあるし、わからない話もあるし。でもナレーションがおもしろく楽しいです。

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etreta358
 
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登録日時: 2015年5月01日(金) 11:37

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年5月01日(金) 22:42

etreta358さん、音、大切ですよね。CDやAudio Bookは、ぜひ積極的に!

The House by the Sea (Cambridge English Readers 3)
たまには大人向けの話を読むのはいいですね。英語そのもののクオリティという点では、名作(児童)文学作品とはちょっと違いますが、使える英語を身につけるという意味では十分だと思います。よほどの児童文学好きでない限り、子供向けのお話ばかりではちょっと…と感じるのはあたりまえですから、「リーダー」ものも適宜活用すると良いと思います。これもそうですが、リーダーはCD付きのものも多いので、それも利点ですね。

明日から7日の晩まで、インターネットにアクセスできない場所に参ります。See you again on Friday, May 8.

イワノフ伊藤

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登録日時: 2015年2月23日(月) 17:20

Re: 多読+α Did you talk to anyone?

投稿記事by イワノフ » 2015年5月09日(土) 22:23

山から下りてきました。本日の多読です。

If you lived with the Indians of the Northwest Coast (Scholastic)
ノンフィクションです。小学校上級生向け地歴科の副読本的シリーズです。良い意味で教科書的によくまとまっていて、読みやすいです。日本の学校ではまず習わない内容のものが多いので、地理歴史分野に興味のある大人にも非常に面白いと思います。逆に子供や中高生はどうでしょうかねえ…。60s 70sと違って、今時の少年少女や若者は、アメリカをもっとよく知りたいとかアメリカへの憧れとかあまりないとすると、興味ないかも。

My parents think I'm sleeping (I Can Read Level 3)
全編、詩で構成されています。とにかく使える英語を身につけて、そして英語で商談をとる、研究論文を通す云々という目的で多読に取り組んでいる向きには不要のことかもしれませんが、多少なりとも文学的興味関心のある向きには、詩は欠かせないジャンルですよね。キーツ、イェーツ、エリオットetc…を原文で満喫したい。千里の道?も一歩からです。1985年初版のこの本は、現代の生活環境に即した「身の回りの題材」を扱っていて、解題的な(笑)挿絵もしっかりついており、わかりやすく読みやすいです。

イワノフ伊藤

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イワノフ
 
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登録日時: 2015年2月23日(月) 17:20

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